IHostTaskManager インターフェイス
標準のオペレーティング システムのスレッド処理やファイバー関数を使用する代わりに、共通言語ランタイム (CLR) でホストを通じてタスクを操作できるようにするメソッドを提供します。
メソッド
メソッド | 説明 |
---|---|
BeginDelayAbort メソッド | マネージドコードが、現在のタスクを中止できない期間に入っていることをホストに通知します。 |
BeginThreadAffinity メソッド | マネージド コードが、現在のタスクを別のオペレーティング システム スレッドに移動できない期間に入っていることをホストに通知します。 |
CallNeedsHostHook メソッド | 共通言語ランタイムによりアンマネージド関数に対して指定された呼び出しをインラインできるかどうかを指定できるようにします。 |
CreateTask メソッド | ホストに新しいタスクを作成することを要求します。 |
EndDelayAbort メソッド | 事前に BeginDelayAbort を呼び出した後に、マネージド コードが現在のタスクを中止できない期間から出ることをホストに通知します。 |
EndThreadAffinity メソッド | 事前に BeginThreadAffinity を呼び出した後に、マネージド コードが現在のタスクを別のオペレーティング システム スレッドに移動できない期間から出ることをホストに通知します。 |
EnterRuntime メソッド | プラットフォーム呼び出しメソッドなどのアンマネージド メソッドへの呼び出しにより実行制御が CLR に返されることをホストに通知します。 |
GetCurrentTask メソッド | この呼び出しが行われたオペレーティング システム スレッドで現在実行されているタスクへのインターフェイス ポインターを取得します。 |
GetStackGuarantee メソッド | スタック操作が完了した後、プロセスが終了する前に使用可能であることが保証されているスタック領域の量を取得します。 |
LeaveRuntime メソッド | マネージド コードによりアンマネージ関数の呼び出しが実行されようとしていることをホストに通知します。 |
ReverseEnterRuntime メソッド | アンマネージド コードから共通言語ランタイム (CLR) への呼び出しが行われていることをホストに通知します。 |
ReverseLeaveRuntime メソッド | コントロールが CLR を離れ、次にマネージド コードから呼び出されたアンマネージド関数に入ることをホストに通知します。 |
SetCLRTaskManager メソッド | CLR によって実装されている ICLRTaskManager インスタンスへのインターフェイス ポインターをホストに提供します。 |
SetLocale メソッド | CLR によって現在のタスクのロケールが変更されたことをホストに通知します。 |
SetStackGuarantee メソッド | 内部使用専用に予約されています。 |
SetUILocale メソッド | 現在のタスクでユーザー インターフェイスのロケールが変更されたことをホストに通知します。 |
Sleep メソッド | 現在のタスクがスリープ状態になることをホストに通知します。 |
SwitchToTask メソッド | 現在のタスクを切り替える必要があることをホストに通知します。 |
解説
IHostTaskManager
により、CLR によるタスクの作成および管理、マネージドからアンマネージド コードへのコントロールの転送またはその逆の場合におけるホストによるアクションの実行、コードの実行中にホストが実行できるまたはできない特定のアクションの指定ができるようになります。
必要条件
:「システム要件」を参照してください。
ヘッダー: MSCorEE.h
ライブラリ: MSCorEE.dll にリソースとして含まれます
.NET Framework のバージョン: 2.0 以降で使用可能
関連項目
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