次の方法で共有


IHostSyncManager::CreateRWLockWriterEvent メソッド

ライター ロックを実装するための自動リセット イベント オブジェクトを作成します。

構文

HRESULT CreateRWLockWriterEvent (  
    [in]  SIZE_T cookie,  
    [out] IHostAutoEvent **ppEvent  
);  

パラメーター

cookie
[入力] 自動リセット イベントと関連付ける Cookie。

ppEvent
[出力] IHostAutoEvent インスタンスのアドレスへのポインター。イベント オブジェクトを作成できなかった場合は null。

戻り値

HRESULT 説明
S_OK CreateRWLockWriterEvent が正常に返されました。
HOST_E_CLRNOTAVAILABLE 共通言語ランタイム (CLR) がプロセスに読み込まれていないか、CLR がマネージド コードを実行できないまたは呼び出しを正常に処理できない状態です。
HOST_E_TIMEOUT 呼び出しがタイムアウトになりました。
HOST_E_NOT_OWNER 呼び出し元がロックを所有していません。
HOST_E_ABANDONED ブロックされたスレッドまたはファイバーが待機しているときに、イベントが取り消されました。
E_FAIL 原因不明の致命的なエラーが発生しました。 メソッドにより E_FAIL が返されると、そのプロセス内で CLR が使用できなくなります。 後続のホスティング メソッドの呼び出しでは HOST_E_CLRNOTAVAILABLE が返されます。
E_OUTOFMEMORY 要求されたイベント オブジェクトを作成するのに十分なメモリがありませんでした。

解説

CLR では、CreateRWLockWriterEvent メソッドを呼び出して、ライター ロックの実装で使用する IHostAutoEvent インスタンスへの参照が取得されます。 ホストでは指定の Cookie を使用すると、ICLRSyncManager インターフェイスのイテレーション メソッドを呼び出すことでロックを待機するタスクを判断できます。

必要条件

:システム要件」を参照してください。

ヘッダー: MSCorEE.h

ライブラリ: MSCorEE.dll にリソースとして含まれます

.NET Framework のバージョン: 2.0 以降で使用可能

関連項目