ICLRRuntimeInfo::GetInterface メソッド

CLR を現在のプロセスに読み込み、ICLRRuntimeHost、ICLRStrongName、IMetaDataDispenserEx など、ランタイムインターフェイスポインターを返します。

このメソッドは、「非推奨の CLR ホスト関数」セクションに記載されているあらゆる CorBindTo* 関数に取って代わります。

構文

HRESULT GetInterface(  
[in]  REFCLSID rclsid,  
[in]  REFIID   riid,  
[out, iid_is(riid), retval] LPVOID *ppUnk);

rclsid
[入力] コクラスの CLSID インターフェイス。

riid
[入力] 要求された rclsid インターフェイスの IID。

ppUnk
[出力] クエリが実行されたインターフェイスへのポインター。

このメソッドは、次の特定の HRESULT と、メソッドの失敗を示す HRESULT エラーも返します。

HRESULT	説明
S_OK	メソッドは正常に完了しました。
E_POINTER	`ppUnk` が null です。
E_OUTOFMEMORY	メモリが足りないため、要求を処理できません。
CLR_E_SHIM_LEGACYRUNTIMEALREADYBOUND	レガシ CLR バージョン 2 アクティベーションポリシーに別のランタイムが既にバインドされています。

このメソッドを使用すると、CLR が読み込まれますが、初期化はされません。

rclsid と riid でサポートされている組み合わせを次の表にまとめています。

`rclsid`	`riid`
CLSID_CorMetaDataDispenser	IID_IMetaDataDispenser、IID_IMetaDataDispenserEx
CLSID_CorMetaDataDispenserRuntime	IID_IMetaDataDispenser、IID_IMetaDataDispenserEx
CLSID_CorRuntimeHost	IID_ICorRuntimeHost
CLSID_CLRRuntimeHost	IID_ICLRRuntimeHost
CLSID_TypeNameFactory	IID_ITypeNameFactory
CLSID_CLRDebuggingLegacy	IID_ICorDebug
CLSID_CLRStrongName	IID_ICLRStrongName

:「システム要件」を参照してください。

ヘッダー: MetaHost.h

ライブラリ: MSCorEE.dll にリソースとして含まれます

.NET Framework のバージョン: 4 以降で使用可能