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ICorDebugExceptionDebugEvent::GetNativeIP メソッド

この例外デバッグ イベントのネイティブ命令ポインターを取得します。

構文

HRESULT GetNativeIP(
   [out]CORDB_ADDRESS *pIP
);

パラメーター

pIP [out]この例外デバッグ イベントの命令ポインターへのポインター。 詳細については、次の「解説」を参照してください。

解説

この命令ポインターの意味は、次の表に示すように、イベントの種類によって異なります。

イベントの種類 pStackPointer 値の意味
MANAGED_EXCEPTION_FIRST_CHANCE 障害の発生した命令のアドレス。
MANAGED_EXCEPTION_USER_FIRST_CHANCE 例外が発生しなかった場合に実行を再開する、GetStackPointer メソッドによって示されるフレーム内のコード アドレス。 例外によって、try/catch/finally 句の catch ブロックなどの別のコードがこのフレーム内で実行される原因となることもあれば、そうでない場合もあります。
MANAGED_EXCEPTION_CATCH_HANDLER_FOUND GetStackPointer メソッドで示されているフレームにおける catch ハンドラーの実行開始場所となるコード アドレス。
MANAGED_EXCEPTION_UNHANDLED pIP が 0 です。

このイベントの種類は ICorDebugDebugEvent::GetEventKind メソッドで利用できます。

Note

このメソッドは .NET ネイティブでのみ使用できます。

必要条件

:システム要件」を参照してください。

ヘッダー: CorDebug.idl、CorDebug.h

ライブラリ: CorGuids.lib

.NET Framework のバージョン: 4.6 以降で使用可能、.NET ネイティブのみ

関連項目