ネットワークのトレースの有効化
ネットワークのトレースでは、メソッド呼び出しについての情報、およびマネージド アプリケーションによって生成されるネットワーク トラフィックについての情報にアクセスできます。 アプリケーションでネットワーク トレースを有効にするには、次のタスクを実行する必要があります。
トレースを有効にしてコードをコンパイルします。 「方法:トレースとデバッグを指定して条件付きコンパイルを実行する」で、トレースを有効にするために必要なコンパイラ スイッチの詳細を参照してください。
トレースの出力先を指定します。
ネットワークのトレースの動作を構成します。 「方法:ネットワークのトレースを構成する」で、詳細を参照してください。
最も一般的なトレース先 (トレース リスナーとも呼ばれます) は、既定のリスナーとログ ファイルです。
トレース リスナーを指定しない場合、トレースは既定のリスナーを使用します。 .NET Framework SDK に付属の CLR デバッガーや、Windows SDK に付属の DBwin32.exe などのマネージド コード対応のデバッガーでコードを実行することで、既定のリスナーに送信されたメッセージを表示することができます。 CLR デバッガーを使用すると、 [出力] ウィンドウにトレース メッセージが表示されます。
ファイルを使用してトレースを受信する場合は、次の例のように、構成設定を使用して、ログ ファイルを指定できます (構成ファイルに関する全般的な説明については、「構成ファイル」を参照してください)。
トレースをログ ファイルに送信するには、次のノードを適切な (アプリケーションまたはコンピューターの) 構成ファイルの <system.diagnostics>
ノードに追加します。 必要に応じてファイルの名前 (trace.log) を変更することができます。
<system.diagnostics>
<trace autoflush="true" indentsize="4">
<listeners>
<add name="file" type="System.Diagnostics.TextWriterTraceListener" initializeData="trace.log"/>
</listeners>
</trace>
</system.diagnostics>
関連項目
.NET