次の方法で共有


<serviceActivations> の <add>

Windows Communication Foundation (WCF) サービスの種類にマップする仮想サービス アクティベーション設定を定義できる構成要素。 これにより、.svc ファイルを使用せずに、WAS/IIS でホストされているサービスをアクティブ化できます。

configuration
  system.serviceModel
    <serviceHostingEnvironment>
      <serviceActivations>
        <add>

構文

<serviceHostingEnvironment>
    <serviceActivations>
      <add factory="String"
           service="String" />
  </serviceActivations>
</serviceHostingEnvironment>

属性および要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性 説明
factory サービス アクティベーション要素を生成するファクトリの CLR 型名を指定する文字列。
service サービスを実装する ServiceType (完全修飾 Typename または省略形の Typename (App_Code フォルダーに配置されている場合))。
relativeAddress 現在の IIS アプリケーション内の相対アドレス (たとえば "Service.svc")。 WCF 4.0 ではこの相対アドレスが 1 個の既知のファイル拡張子 (.svc、.xamlx など) を含む必要があります。relativeUrl 用の物理ファイルは必要ありません。

子要素

なし。

親要素

要素 説明
<serviceHostingEnvironment> アクティベーション設定を記述する構成セクション。

解説

web.config ファイルでアクティベーション設定を構成する方法を次の例に示します。

<configuration>
  <system.serviceModel>
    <serviceHostingEnvironment>
      <serviceActivations>
        <add service="GreetingService" />
      </serviceActivations>
    </serviceHostingEnvironment>
  </system.serviceModel>
</configuration>

この構成を使用して、.svc ファイルを使用せずに、GreetingService をアクティブ化できます。

<serviceHostingEnvironment> はアプリケーション レベルの構成であることに注意してください。 構成を格納した web.config は、仮想アプリケーションのルートの下に配置する必要があります。 また、serviceHostingEnvironment は machineToApplication の継承可能なセクションです。 コンピューターのルートに単一のサービスを登録すると、アプリケーションの各サービスはこのサービスを継承します。

構成ベースのアクティベーションは、http および非 http プロトコル経由のアクティベーションをサポートします。 relativeAddress では、.svc、.xoml、.xamlx などの拡張子が必要です。 既知の buildProviders に対して独自の拡張子をマップできます。これにより、任意の拡張子を使用してサービスをアクティブ化できるようになります。 競合が発生した場合には、<serviceActivations> セクションにより、.svc の登録がオーバーライドされます。

関連項目