<relativeBindForResources> 要素
サテライト アセンブリのプローブを最適化します。
configuration
runtime
<relativeBindForResources>
構文
<relativeBindForResources
enabled="true|false" />
属性および要素
以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。
属性
属性 | 説明 |
---|---|
enabled |
必須の属性です。 共通言語ランタイムでサテライト アセンブリのプローブを最適化するかどうかを指定します。 |
enabled 属性
[値] | 説明 |
---|---|
false |
ランタイムでは、サテライト アセンブリのプローブを最適化しません。 これが既定値です。 |
true |
ランタイムでは、サテライト アセンブリのプローブを最適化します。 |
子要素
なし。
親要素
要素 | 説明 |
---|---|
configuration |
共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素です。 |
runtime |
ランタイム初期化オプションに関する情報を含んでいます。 |
解説
一般に、リソースのパッケージ化と配置に関するページで説明されているように、Resource Manager ではリソースをプローブします。 これは、Resource Manager で特定のローカライズされたバージョンのリソースをプローブするときに、グローバル アセンブリ キャッシュを検索し、アプリケーションのコード ベースでカルチャ固有のフォルダーを検索し、サテライト アセンブリの Windows インストーラーを照会して、AppDomain.AssemblyResolve イベントを発生させることができることを意味します。 <relativeBindForResources>
要素は、Resource Manager でサテライト アセンブリをプローブする方法を最適化します。 次の条件でリソースをプローブする場合は、パフォーマンスを向上させることができます。
- サテライト アセンブリが、コード アセンブリと同じ場所に配置されていること。 つまり、コード アセンブリがグローバル アセンブリ キャッシュにインストールされている場合は、サテライト アセンブリもそこにインストールする必要があります。 コード アセンブリがアプリケーションのコード ベースにインストールされている場合は、サテライト アセンブリもコード ベースのカルチャ固有のフォルダーにインストールする必要があります。
- サテライト アセンブリのオンデマンド インストールでは、Windows インストーラーが使用されていないか、めったに使用しないこと。
- アプリケーションのコードでは AppDomain.AssemblyResolve イベントを処理しないこと。
<relativeBindForResources>
要素の enabled
属性を true
に設定すると、次のように、サテライト アセンブリに対する Resource Manager のプローブが最適化されます。
- 親コード アセンブリの場所を使って、サテライト アセンブリをプローブします。
- サテライト アセンブリの Windows インストーラーに対してはクエリを実行しません。
- AppDomain.AssemblyResolve イベントは発生しません。
関連項目
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