次の方法で共有


方法: コントロール クラスを継承する

Windows フォームで使用するための完全にカスタムのコントロールを作成するには、Control クラスから継承する必要があります。 Control クラスから継承する場合、多くの計画と実装が必要となりますが、非常に多様なオプションも用意されています。 Control からは、コントロールを動作させるためのごく基本的な機能だけが継承されます。 Control クラスに固有の機能には、キーボードやマウスによるユーザー入力を処理する、コントロールの境界およびサイズを定義する、ウィンドウ ハンドルを提供する、メッセージ処理を提供する、セキュリティを提供する、などがあります。 描画機能 (ここではコントロールのグラフィカル インターフェイスを実際に表示する機能) や、ユーザーとやり取りするための特定の機能は含まれていません。 このような機能はすべて、カスタム コードによって提供する必要があります。

カスタム コントロールを作成するには

  1. Visual Studio で、新しい Windows アプリケーション プロジェクトまたは Windows コントロール ライブラリ プロジェクトを作成します。

  2. [プロジェクト] メニューの [クラスの追加] を選択します。

  3. [新しい項目の追加] ダイアログ ボックスの [カスタム コントロール] をクリックします。

    新しいカスタム コントロールがプロジェクトに追加されます。

  4. F7 キーを押して、カスタム コントロールのコード エディターを開きます。

  5. OnPaint メソッドを見つけます。このメソッドは、基底クラスの OnPaint メソッドの呼び出しを除いて空白になります。

  6. コントロールで使用するカスタム描画が組み込まれるように、コードを修正します。

    コントロールのグラフィックスをレンダリングするコードの記述については、「コントロールのカスタム描画およびレンダリング」を参照してください。

  7. コントロールに組み込むカスタム メソッド、カスタム プロパティ、カスタム イベントを実装します。

  8. コントロールを保存して、動作確認を行います。

関連項目