NOMINAL
実効レートと 1 年あたりの複合期間の数を指定して、名目年間金利を返します。
構文
NOMINAL(<effect_rate>, <npery>)
パラメーター
用語 | 定義 |
---|---|
effect_rate |
有効利率。 |
npery |
1 年あたりの複合期間の数。 |
戻り値
名目年間金利。
備考
NOMINAL と EFFECT の関係を次の式に示します。
$$\text{EFFECT} = \Big( 1 + \frac{\text{nominal_rate}}{\text{npery}} \Big)^{\text{npery}} - 1$$
npery は最も近い整数に丸められます。
次の場合、エラーが返されます。
- effect_rate ≤ 0。
- npery < 1.
この関数は、計算列または行レベル セキュリティ (RLS) 規則で使用する場合、DirectQuery モードでは使用できません。
例
データ | 説明 |
---|---|
5.3543% | 実効金利 |
4 | 1 年あたりの複合期間の数 |
次の DAX クエリ:
EVALUATE
{
NOMINAL(0.053543, 4)
}
上記で指定した条件を使用して、名目利率を返します。
[値] |
---|
0.052500319868356 |