IFERROR
式を評価し、式がエラーを返す場合は、指定した値を返します。それ以外の場合は、式自体の値を返します。
構文
IFERROR(value, value_if_error)
パラメーター
用語 | 定義 |
---|---|
value |
任意の値または式。 |
value_if_error |
任意の値または式。 |
戻り値
value
と同じ型のスカラー
備考
IFERROR 関数を使用して、式のエラーをトラップして処理できます。
value
またはvalue_if_error
が空のセルの場合、IFERROR は空の文字列値 ("") として扱います。IFERROR 関数は IF 関数に基づいており、同じエラー メッセージを使用しますが、引数は少なくなります。 IFERROR 関数と IF 関数の関係は次のとおりです。
IFERROR(A,B) := IF(ISERROR(A), B, A)
A と B に対して返される値は、同じデータ型である必要があります。そのため、
value
に使用される列または式と、value_if_error
に返される値は同じデータ型である必要があります。この関数は、計算列または行レベル セキュリティ (RLS) 規則で使用する場合、DirectQuery モードでは使用できません。
IFERRORを使用する場合のベスト プラクティスについては、「エラー関数の適切な使用」を参照してください。
例
次の例では、式 25/0 がエラーと評価された場合、9999 が返されます。 式から error 以外の値が返された場合、その値は呼び出し元の式に渡されます。
= IFERROR(25/0,9999)