次の方法で共有


ADDMISSINGITEMS

適用対象:計算列計算テーブルメジャービジュアル計算

空の値が含まれる行を、SUMMARIZECOLUMNS によって返されたテーブルに追加します。

構文

ADDMISSINGITEMS ( [<showAll_columnName> [, <showAll_columnName> [, … ] ] ], <table> [, <groupBy_columnName> [, [<filterTable>] [, <groupBy_columnName> [, [<filterTable>] [, … ] ] ] ] ] ] )

パラメーター

用語 定義
showAll_columnName (省略可能) 使用されるメジャーにデータが含まれていない項目を返す列。 指定しない場合、すべての列が返されます。
SUMMARIZECOLUMNS テーブル。
groupBy_columnName (省略可能) 指定された table 引数で、グループ化するために使用される列。
filterTable (省略可能) 返される行を定義するテーブル式。

戻り値

1 つ以上の列が含まれるテーブル。

解説

この関数は、計算列または行レベルのセキュリティ (RLS) ルールで使用される場合、DirectQuery モードでの使用はサポートされません。

SUMMARIZECOLUMNS を使用した場合

SUMMARIZECOLUMNS によって返されるテーブルには、値が含まれる行のみが含まれます。 ADDMISSINGITEMS 内で SUMMARIZECOLUMNS 式をラップすると、値が含まれていない行も返すことができます。

ADDMISSINGITEMS を使用しない場合は、次のクエリが実行されます。

SUMMARIZECOLUMNS( 
    'Sales'[CustomerId], 
    "Total Qty", SUM ( Sales[TotalQty] )
)

次が返されます。

CustomerId TotalQty
A 5
B 3
C 3
E 2

ADDMISSINGITEMS を使用する場合は、次のクエリが実行されます。

EVALUATE
ADDMISSINGITEMS (
    'Sales'[CustomerId],
    SUMMARIZECOLUMNS( 
        'Sales'[CustomerId],
        "Total Qty", SUM ( Sales[TotalQty] )
    ),
    'Sales'[CustomerId]
)

次が返されます。

CustomerId TotalQty
A 5
B 3
C 3
D
E 2
F