emitidl

後続のすべての IDL 属性を処理し、生成された .idl ファイルに配置するかどうかを指定します。

構文

[ emitidl(state, defaultimports=boolean) ];

state
true、false、forced、restricted、push、または pop のいずれかの値。

true の場合、ソースコードファイルで検出された IDL カテゴリ属性がすべて、生成された .idl ファイルに配置されます。これは、emitidl の既定の設定です。
false の場合、ソースコードファイルで検出された IDL カテゴリ属性はいずれも、生成された .idl ファイルに配置されません。
restricted の場合、module 属性のないファイルに IDL 属性を配置できます。コンパイラは .idl ファイルを生成しません。
forced の場合、後続の restricted 属性をオーバーライドします。これにより、ファイルに IDL 属性がある場合は、ファイルに module 属性が必要になります。
push は、現在の emitidl 設定を内部の emitidl スタックに保存できるようにし、pop は、内部の emitidl スタックの最上部にある任意の値に emitidl を設定できるようにします。

defaultimports=ブール値 (省略可能)

ブール値が true の場合、docobj.idl が生成された .idl ファイルにインポートされます。また、ソースコードに #include する .h ファイルと同じ名前の .idl ファイルが .h ファイルと同じディレクトリに見つかった場合、生成された .idl ファイルに、その .idl ファイルのインポートステートメントが含められます。
ブール値が false の場合、docobj.idl が生成された .idl ファイルにインポートされません。 import を使用して .idl ファイルを明示的にインポートする必要があります。

ソースコードファイルに emitidl C++ 属性が検出されると、生成された .idl ファイルに IDL カテゴリ属性が配置されます。 emitidl 属性がない場合は、ソースコードファイル内の IDL 属性が生成された .idl ファイルに出力されます。

ソースコードファイルに複数の emitidl 属性が含まれている可能性があります。ファイルに [emitidl(false)]; が検出され、後続の [emitidl(true)]; がない場合、属性が処理されて生成された .idl ファイルに含められることはありません。

コンパイラが新しいファイルを検出するたびに、emitidl は暗黙的に true に設定されます。

詳細については、「属性コンテキスト」を参照してください。