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#undef ディレクティブ (C/C++)

#define で作成された名前を削除 (定義解除) します。

構文

#undef identifier

解説

#undef ディレクティブは、identifier の現在の定義を削除します。 その結果、後続の identifier がプリプロセッサによって無視されます。 #undef を使用してマクロ定義を削除するには、パラメーター リストを指定せずに、マクロの identifier のみを指定します。

#undef ディレクティブは事前の定義を持たない識別子にも適用できます。 これにより、その識別子が未定義であることが保証されます。 #undef ステートメント内では、マクロ置換は実行されません。

#undef ディレクティブは、通常は #define ディレクティブと対で使用され、識別子が特別な意味を持つ領域をソース プログラム内に作成します。 たとえば、ソース プログラムの特定の関数でマニフェスト定数を使用すると、プログラムの残り部分に影響を与えない環境固有の値を定義できます。 また #undef ディレクティブは、#if ディレクティブと連携して、ソース プログラムの条件付きコンパイルを制御します。 詳細については、「#if、#elif、#else、および #endif ディレクティブ」を参照してください。

次の例は、#undef ディレクティブを使用して、シンボリック定数およびマクロの定義を削除しています。 マクロの識別子のみが指定されていることに注意してください。

#define WIDTH 80
#define ADD( X, Y ) ((X) + (Y))
.
.
.
#undef WIDTH
#undef ADD

Microsoft 固有の仕様

マクロは、コマンド ラインで /U オプションを使用し、その後ろに定義解除するマクロ名を指定して定義を解除できます。 このコマンドを発行した場合の効果は、ファイルの先頭にある一連の #undef macro-name ステートメントと同じです。

Microsoft 固有の仕様はここまで

関連項目

プリプロセッサ ディレクティブ