標準のコマンド ルーティングのオーバーライド
まれなケースで、フレームワークの標準的なルーティングのなんらかのバリエーションを実装する必要がある場合、それをオーバーライドできます。 1 つまたは複数のクラスで OnCmdMsg
をオーバーライドすることによってルーティングを変更するという考え方です。 その対象となる場所は次のとおりです。
命令を抜けて既定以外のオブジェクトにコマンドを渡すクラス。
既定以外の新しいオブジェクト、またはそのオブジェクトからコマンドを渡す先のコマンド ターゲット。
なんらかの新しいオブジェクトをルーティングに挿入した場合、そのクラスをコマンドターゲット クラスとする必要があります。 オーバーライドしている複数のバージョンの OnCmdMsg
中で、必ず、自分がオーバーライドしているバージョンを呼び出してください。 "MFC リファレンス" の CCmdTarget
クラスの OnCmdMsg メンバー関数を参照してください。また、提供されているソース コード内の CView
や CDocument
といったクラスにおけるバージョンの例を参照してください。