アプリケーション ウィザードで作成されるフレーム ウィンドウ クラス
[新しいプロジェクト] ダイアログから新しい MFC プロジェクトを作成すると、アプリケーション、ドキュメント、およびビュー クラスに加えて、アプリケーションのメイン フレーム ウィンドウの派生フレーム ウィンドウ クラスがアプリケーション ウィザードによって作成されます。 このクラスの名前は既定で CMainFrame になり、これを含むファイルの名前は MAINFRM.H および MAINFRM.CPP になります。
アプリケーションが SDI の場合、CMainFrame クラスはクラス CFrameWnd から派生します。
アプリケーションが MDI の場合、CMainFrame はクラス CMDIFrameWnd から派生します。 この場合、CMainFrame によって、メニュー、ツール バー、および状態バーを保持するメイン フレームが実装されます。 アプリケーション ウィザードでは、新しいドキュメント フレーム ウィンドウ クラスを派生しません。 代わりに、CMDIChildWnd クラスの既定の実装を使用します。 MFC フレームワークにより、アプリケーションが必要とする各ビュー (CScrollView、CEditView、CTreeView、CListView 型など) を格納する子ウィンドウが作成されます。 ドキュメント フレーム ウィンドウをカスタマイズする必要がある場合は、新しいドキュメント フレーム ウィンドウ クラスを作成できます (「クラスを追加する」を参照してください)。
ツール バーをサポートする場合のために、このクラスには、CToolBar および CStatusBar 型のメンバー変数と、2 つのコントロール バーを初期化するための OnCreate メッセージ ハンドラー関数もあります。
これらのフレーム ウィンドウ クラスは作成されたとおりに動作しますが、その機能を強化するにはメンバー変数とメンバー関数を追加する必要があります。 また、ウィンドウ クラスで他の Windows メッセージを処理することもできます。 詳細については、「MFC で作成したウィンドウのスタイル変更」を参照してください。