コントロールへの列の追加 (レポート ビュー)
リスト コントロールがレポート ビューになっている場合、列が表示されて、各リスト コントロール項目のさまざまなサブ項目を整理する手段が提供されます。 この整理は、リスト コントロール内の列とリスト コントロール項目に関連付けられているサブ項目との一対一の対応で実装されます。 サブ項目の詳細については、「コントロールへの項目の追加」を参照してください。 レポート ビューになっているリスト コントロールの例として、Windows 95 や Windows 98 のエクスプローラーにおける詳細表示があります。 1 列目にはフォルダーやファイルのアイコン、ラベルが一覧表示されます。 他の列には、ファイル サイズ、ファイルの種類、最終更新日などが一覧表示されます。
リスト コントロールには、いつでも列を追加できますが、列が表示されるのは、コントロールの LVS_REPORT
スタイル ビットがオンになっているときだけです。
それぞれの列には、列のラベルとなるヘッダー項目 (「CHeaderCtrl」を参照) オブジェクトが関連付けられており、ユーザーはそれを使用して列のサイズを変更することができます。
リスト コントロールがレポート ビューをサポートする場合、リスト コントロール項目に想定されるサブ項目ごとに列を追加する必要があります。 列を追加するには、LVCOLUMN 構造体を用意して、InsertColumn を呼び出します。 必要な列 (ヘッダー項目と呼ばれる場合もあります) を追加した後、埋め込みヘッダー コントロールに属しているスタイルとメンバー関数を使用して、それらを並べ替えることができます。 詳細については、「ヘッダー コントロールの項目の並べ替え」を参照してください。
Note
リスト コントロールが LVS_NOCOLUMNHEADER スタイルで作成されている場合、列を挿入しようとしても、それらはすべて無視されます。