__ll_rshift
Microsoft 固有の仕様
最初のパラメーターで指定された 64 ビット値を、2 番目のパラメーターで指定されたビット数だけ右にシフトします。
構文
__int64 __ll_rshift(
__int64 Mask,
int nBit
);
パラメーター
Mask
[in] 右にシフトする 64 ビット整数値。
nBit
[in] シフトするビット数。x64 では 64 による剰余とし、x86 では 32 による剰余とします。
戻り値
nBit
ビット シフトされたマスク。
要件
Intrinsic | Architecture |
---|---|
__ll_rshift |
x86、x64 |
ヘッダー ファイル<intrin.h>
解説
2 番目のパラメーターが x64 で 64 (x86 で 32) を超える場合は、64 (x86 では 32) による剰余として、シフトするビット数が決定されます。 ll
プレフィックスは、64 ビットの符号付き整数型である __int64
の別名である long long
に対する操作であることを示します。
例
// ll_rshift.cpp
// compile with: /EHsc
// processor: x86, x64
#include <iostream>
#include <intrin.h>
using namespace std;
#pragma intrinsic(__ll_rshift)
int main()
{
__int64 Mask = - 0x100;
int nBit = 4;
cout << hex << Mask << endl;
cout << " - " << (- Mask) << endl;
Mask = __ll_rshift(Mask, nBit);
cout << hex << Mask << endl;
cout << " - " << (- Mask) << endl;
}
出力
ffffffffffffff00
- 100
fffffffffffffff0
- 10
Note
_ull_rshift
を使用した場合は、右シフトされた値の MSB が 0 になり、値が負の場合は目的の結果が得られません。
Microsoft 固有の仕様はここまで