レコードの選択と操作
Note
MFC ODBC コンシューマー ウィザードは、Visual Studio 2019 以降では利用できません。 引き続き、コンシューマーを手動で作成することはできます。
通常、SQL SELECT ステートメントを使用してデータ ソースからレコードを選択すると、テーブルまたはクエリからの一連のレコードである、結果セットが与えられます。 データベース クラスでは、レコードセット オブジェクトを使用し、結果セットを選択し、それにアクセスします。 これは、クラス CRecordset から誘導するアプリケーション固有クラスのオブジェクトです。 レコードセット クラスを定義するとき、それを関連付けるデータ ソース、使用するテーブル、テーブルの列を指定します。 MFC アプリケーション ウィザードまたは [クラスの追加] (「MFC ODBC コンシューマーの追加」で説明されています) により、特定のデータ ソースに接続するクラスが作成されます。 ウィザードによりクラス CRecordset の GetDefaultSQL メンバー関数が記述され、テーブル名が返されます。
実行時に CRecordset オブジェクトを使用することでできること:
現在のレコードのデータ フィールドを調べる。
レコードセットをフィルターで絞り込むか、並べ替える。
既定の SQL SELECT ステートメントをカスタマイズする。
スクロールして選択されたレコードを閲覧する。
レコードを追加、更新、削除する (データ ソースもレコードセットも更新できる場合)。
レコードセットで再度問い合わせできるかテストし、レコードセットの内容を更新する。
レコードセットの使用が終わったら、それを閉じて破棄します。 レコードセットの詳細については、「レコードセット (ODBC)」を参照してください。