次の方法で共有

レコードセット: レコードを大量に追加する方法 (ODBC)

  • [アーティクル]

このトピックの内容は、MFC ODBC クラスに該当します。

MFC CRecordset クラスには、新しいレコードを一括してテーブルに追加するときの効率を向上させる新しい最適化機能があります。

Note

このトピックの内容は、バルク行フェッチが実装されていない CRecordset の派生オブジェクトを対象にしています。 バルク行フェッチを使用する場合は、「レコードセット: レコードの一括フェッチ (ODBC)」を参照してください。

CRecordset::Open メンバー関数に対する dwOptions パラメーターの新しいオプション optimizeBulkAdd を使うと、Requery または Close を呼び出さずに、複数のレコードを連続して追加する場合のパフォーマンスを向上させることができます。 1 つ目の Update 呼び出しの前にダーティであったフィールドのみが、後続の AddNew/Update の呼び出しでダーティとマークされます。

レコードの追加、編集、削除のために ::SQLSetPos ODBC API 関数を利用するデータベース クラスを使っている場合、この最適化は必要ありません。

ODBC カーソル ライブラリが読み込まれているか、ODBC ドライバーが ::SQLSetPos による追加、編集、削除をサポートしていない場合、この最適化により一括追加のパフォーマンスが向上します。 この最適化を有効にするには、レコードセットに対する Open の呼び出しで dwOptions パラメーターを次のように設定します。

appendOnly | optimizeBulkAdd

関連項目

レコードセット (ODBC)
レコードセット: レコードの追加、更新、削除 (ODBC)
レコードセット: レコードのロック (ODBC)