型およびメンバーの非推奨化 (C++/CX)
C++/CX では、Deprecated
属性を使用した、プロデューサーおよびコンシューマー用の Windows ランタイムの型とメンバーの非推奨化に対応しています。 この属性を持つ API を使用すると、コンパイル時の警告メッセージが表示されます。 これは、API が非推奨とされたことを示し、使用する代替 API も推奨します。 独自のパブリック型およびメソッドでこの属性を適用し、独自のカスタム メッセージを提供することもできます。
注意事項
Deprecated
属性は、Windows ランタイムの型でのみ使用できます。 標準 C++ のクラスおよびメンバーには、[[deprecated]]
(C++14 以降) または __declspec(deprecated)
を使用します。
例
次の例では、たとえば Windows ランタイム コンポーネントで、独自のパブリック API を非推奨にする方法を示します。 Windows:Foundation::Metadata::DeprecationType
型の 2 番目のパラメーターは、API が非推奨であるか、削除済みであるかを指定します。 現在、値 DeprecationType::Deprecated
のみがサポートされています。 属性の 3 番目のパラメーターは、属性の適用対象である Windows::Foundation::Metadata::Platform
を指定します。
namespace wfm = Windows::Foundation::Metadata;
public ref class Bicycle sealed
{
public:
property double Speed;
[wfm::Deprecated("Use the Speed property to compute the angular speed of the wheel", wfm::DeprecationType::Deprecate, 0x0)]
double ComputeAngularVelocity();
};
サポート対象
次の表は、Deprecated
属性を適用できるコンストラクトを示しています。
class
enum
event
method
property
struct field
delegate
enum field
interface
パラメーター化されたコンストラクター
struct
XAML コントロール