斜辺を計算します。
構文
double hypot(
double x,
double y
);
float hypotf(
float x,
float y
);
long double hypotl(
long double x,
long double y
);
double _hypot(
double x,
double y
);
float _hypotf(
float x,
float y
);
long double _hypotl(
long double x,
long double y
);
#define hypotf(X, Y) // Requires C11 or higher
パラメーター
$
浮動小数点値。
戻り値
成功した場合、hypot
は斜辺の長さを返します。オーバーフローについては、hypot
は INF (無限) を返し、errno
変数は ERANGE
に設定されます。 _matherr
を使用して、エラー処理を修正できます。
リターン コードの詳細については、「errno
、_doserrno
、_sys_errlist
、および _sys_nerr
」を参照してください。
解説
hypot
関数は、x
と y
の 2 辺の長さが指定された直角三角形の斜辺の長さを計算します (つまり、x
2 + y
2 の平方根)。
以前の標準との互換性のために、先頭にアンダースコアがある関数のバージョンが用意されています。 これらの動作は、先頭にアンダースコアがないバージョンと同じです。 新しいコードには、先頭にアンダースコアがないバージョンを使用することをお勧めします。
<tgmath.h>hypot()
マクロを使用する場合は、引数の型によって、この関数のどのバージョンが選択されるかが決定されます。 詳細については、「ジェネリック型数値演算」を参照してください。
既定では、この関数のグローバル状態の適用対象は、アプリケーションになります。 この動作を変更するには、「CRT でのグローバル状態」を参照してください。
要件
ルーチンによって返される値 | 必須ヘッダー |
---|---|
<math.h> | |
hypot マクロ |
<tgmath.h> |
互換性の詳細については、「 Compatibility」を参照してください。
例
// crt_hypot.c
// This program prints the hypotenuse of a right triangle.
#include <math.h>
#include <stdio.h>
int main( void )
{
double x = 3.0, y = 4.0;
printf( "If a right triangle has sides %2.1f and %2.1f, "
"its hypotenuse is %2.1f\n", x, y, _hypot( x, y ) );
}
If a right triangle has sides 3.0 and 4.0, its hypotenuse is 5.0