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整数型

各整数定数には、その値と表現方法に基づいて型が割り当てられます。 整数定数を long 型にするには、その定数の末尾に文字 l または L を追加します。整数定数を unsigned 型にするには、その値に u または U を追加します。 小文字の l は数字の 1 と区別しにくいので、使用しないでください。 次に、 long 整数定数の形式をいくつか示します。

/* Long decimal constants */
10L
79L

/* Long octal constants */
012L
0115L

/* Long hexadecimal constants */
0xaL or 0xAL
0X4fL or 0x4FL

/* Unsigned long decimal constant */
776745UL
778866LU

定数に割り当てる型は、その定数が表す値に依存します。 定数の値は、その型で表現できる値範囲内にあることが条件となります。 式で定数を使用する場合やマイナス符号 ( - ) を適用する場合、定数がどのように変換されるかは、その定数の型によって決定されます。 整数定数の変換規則は次のとおりです。

  • サフィックスのない 10 進定数の型は、 intlong int 、または unsigned long int です。 これら 3 つのうち、定数の値を表すことができる最初の型が定数に割り当てられます。

  • サフィックスのない 8 進定数または 16 進定数に割り当てられる型は、intunsigned intlong int、または unsigned long int です (定数のサイズによって異なります)。

  • u または U サフィックスが指定された定数に割り当てられる型は、そのサイズに応じて unsigned int または unsigned long int です。

  • l または L サフィックスが指定された定数に割り当てられる型は、そのサイズに応じて long int または unsigned long int です。

  • u または U 、および l または L サフィックスが指定された定数に割り当てられる型は、 unsigned long int です。

関連項目

C 整数定数