ワイルドカード引数の展開
ワイルドカード引数の展開は Microsoft 固有の機能です。
C プログラムを実行する際、2 つのワイルドカード (疑問符 ( ?
) とアスタリスク ( *
)) のいずれかを使用して、コマンド ラインでファイル名とパスの引数を指定できます。
既定では、ワイルドカードはコマンド ライン引数では展開されません。 setargv.obj
または wsetargv.obj
ファイルとリンクすることで、通常の引数ベクター argv
の読み込みルーチンを、ワイルドカードを展開するバージョンと置き換えることができます。 プログラムで main
関数を使用している場合は、 setargv.obj
とリンクします。 プログラムで wmain
関数を使用している場合は、 wsetargv.obj
とリンクします。 これら両方の動作は同等です。
setargv.obj
または wsetargv.obj
とリンクするには、 /link
オプションを使用します。 次に例を示します。
cl example.c /link setargv.obj
ワイルドカードはオペレーティング システム コマンドと同じように展開されます