パス名の指定
各出力ファイル オプションは、出力ファイルの場所と名前を指定できる pathname 引数を受け取ります。 引数には、ドライブ名、ディレクトリ、およびファイル名を含めることができます。 オプションと引数の間にスペースを使用することはできません。
pathname に拡張子のないファイル名が含まれている場合、コンパイラは既定の拡張子を出力します。 pathname にディレクトリが含まれていてファイル名がない場合、コンパイラは指定されたディレクトリに既定の名前でファイルを作成します。 既定の名前は、ソース ファイルのベース名と、出力ファイルの種類に基づく既定の拡張機能に基づいて決まります。 pathname を完全に省略した場合、コンパイラは既定のディレクトリに既定の名前でファイルを作成します。
また、pathname 引数には、ファイル名ではなくデバイス名 (AUX、CON、PRN、または NUL) を指定することもできます。 オプションとデバイス名の間にスペースを使用したり、デバイス名の一部としてコロンを使用することはしないでください。
デバイス名 | 表現 |
---|---|
AUX | 補助デバイス |
CON | コンソール |
PRN | プリンター |
NUL | Null デバイス (ファイルは作成されません) |
例
次のコマンド ラインを実行すると、マップファイルがプリンターに送信されます。
CL /FmPRN HELLO.CPP