/LTCGOUT
(LTCG 増分オブジェクト ファイルに名前を付けます)
/LTCGOUT
リンカー オプションは、リンク時の増分コード生成 (/LTCG:INCREMENTAL
) のために中間.iobj
オブジェクト ファイルを配置する場所をリンカーに指示します。
構文
/LTCGOUT:
[pathname
]
引数
pathname
生成された .iobj
ファイルのオプションの宛先ディレクトリとファイル名。 /LTCG:INCREMENTAL
の使用時に /LTCGOUT
オプションが指定されていない場合、ファイル名は、ターゲットの基本ファイル名に.iobj
を追加することによって作成されます。 /LTCG:INCREMENTAL
を使用しない場合、/LTCGOUT
オプションが空のpathname
で指定されている場合、.iobj
ファイルは生成されません。
解説
/LTCGOUT
リンカー オプションは、/LTCG:INCREMENTAL
を指定するときに中間.iobj
オブジェクト ファイルに使用するパスとファイル名をリンカーに指示します。 /LTCG:INCREMENTAL
オプションをプロジェクトから削除する場合は、/LTCGOUT
オプションも削除する必要があります。
Visual Studio 開発環境でこのコンパイラ オプションを設定するには
プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。 詳しくは、「コンパイラとビルドのプロパティを設定する」をご覧ください。
[構成プロパティ]>[リンカー]>[最適化] プロパティ ページを選択します。
Link タイム コード生成オブジェクト ファイルプロパティを変更します。 このプロパティが空の場合、このオプションは設定されません。
このコンパイラ オプションをコードから設定するには
- 以下を参照してください。AdditionalOptions