LINK からの出力
リンクの出力には、.exe ファイル、DLL、マップ ファイル、メッセージが含まれます。
出力ファイル
LINK からの既定の出力ファイルは .exe ファイルです。 /DLL オプションを指定すると、LINK で .dll ファイルがビルドされます。 出力ファイル名は、出力ファイル名 (/OUT) オプションで制御できます。
インクリメンタル モードでは、プログラムの以降のインクリメンタル ビルドのための状態情報を保持する .ilk ファイルが LINK によって作成されます。 .ilk ファイルについて詳しくは、.ilk ファイルに関する記事をご覧ください。 インクリメンタル リンクについて詳しくは、インクリメンタル リンク (/INCREMENTAL) オプションに関する記事をご覧ください。
LINK によって、エクスポート (通常は DLL) を含むプログラムが作成されるときは、ビルドで .exp ファイルが使用されていない限り、.lib ファイルもビルドされます。 インポート ライブラリのファイル名は、/IMPLIB オプションで制御できます。
マップ ファイルの生成 (/MAP) オプションを指定すると、LINK でマップ ファイルが作成されます。
デバッグ情報の生成 (/DEBUG) オプションを指定すると、プログラムのデバッグ情報を含む PDB が LINK によって作成されます。
その他の出力
他のコマンド ライン入力を指定しないで「link」と入力すると、LINK により、そのオプションをまとめた使用法の説明が表示されます。
著作権情報の非表示 (/NOLOGO) オプションを使用しない限り、著作権とバージョンのメッセージが表示され、コマンド ファイルの入力がエコーされます。
進行状況メッセージの出力 (/VERBOSE) オプションを使用すると、ビルドに関する追加の詳細を表示できます。
LINK は、LNKnnnn という形式でエラーと警告のメッセージを発行します。 このエラー プレフィックスと数値の範囲は、LIB、DUMPBIN、EDITBIN でも使用されます。