_U_STRINGorID クラス
この引数アダプター クラスを使用すると、リソース名 (LPCTSTR) とリソース ID (UINT) のどちらでも関数に渡すことができます。呼び出し元が MAKEINTRESOURCE マクロを使用して ID を文字列に変換する必要はありません。
重要
このクラスとそのメンバーは、Windows ランタイムで実行するアプリケーションで使用することはできません。
構文
class _U_STRINGorID
メンバー
パブリック コンストラクター
名前 | 説明 |
---|---|
_U_STRINGorID::_U_STRINGorID | コンストラクター。 |
パブリック データ メンバー
名前 | 説明 |
---|---|
_U_STRINGorID::m_lpstr | リソース識別子。 |
解説
このクラスは、FindResource、LoadIcon、LoadMenu 関数など、Windows リソース管理 API へのラッパーを実装するように設計されています。関数は LPCTSTR 引数を受け取りますが、これはリソースの名前かその ID になることがあります。
このクラスによって 2 つのコンストラクター オーバーロードが定義されます。1 つは LPCTSTR 引数を受け取り、もう 1 つは UINT 引数を受け取ります。 UINT 引数は、MAKEINTRESOURCE マクロを使用し、Windows リソース管理関数と互換性があるリソース型に変換され、結果はクラスの単一データ メンバー m_lpstr に格納されます。 LPCTSTR コンストラクターへの引数は変換なしで直接格納されます。
要件
ヘッダー: atlwin.h
_U_STRINGorID::m_lpstr
このクラスでは、パブリック LPCTSTR データ メンバーとしてそのいずれかのコンストラクターに渡された値が保持されます。
LPCTSTR m_lpstr;
_U_STRINGorID::_U_STRINGorID
UINT コンストラクターによってその引数が、MAKEINTRESOURCE マクロを使用し、Windows リソース管理関数と互換性があるリソース型に変換され、結果はクラスの単一データ メンバー m_lpstr に格納されます。
_U_STRINGorID(UINT nID);
_U_STRINGorID(LPCTSTR lpString);
パラメーター
nID
リソース ID。
lpString
リソース名。
解説
LPCTSTR コンストラクターへの引数は変換なしで直接格納されます。