MSMQ アダプターを使用した証明書の構成方法
MSMQ 送信アダプターは、クライアント証明書を受け入れるサーバーまたは要求するサーバーとの接続をセキュリティで保護するのに役立ちます。 クライアント証明書が指定されている場合、MSMQ 送信アダプターは、クライアント証明書を要求または受け入れるサーバーとの接続時に証明書を使用します。 クライアント証明書が指定されておらず、宛先サーバーにクライアント証明書が必要な場合、送信側は認証されず、MSMQ 送信アダプターはメッセージの送信に失敗し、標準の再試行ロジックに従います。
MSMQ 送信アダプターは、BizTalk Server プロセスが実行されているアカウントの個人用ストアからのクライアント証明書を使用します。 証明書は拇印によって指定します。 MSMQ 送信アダプターが何らかの理由で証明書の読み込みに失敗した場合、送信していたメッセージは中断されます。
MSMQ アダプターを使用して暗号化または署名されたメッセージを送信する場合は、送信ポートの Certificate Thumbprint MSMQ トランスポート プロパティを構成します。 このプロパティでは、メッセージ認証に使用する証明書の拇印を指定します。 メッセージを確認するには、[認証の使用] プロパティと組み合わせてこのプロパティを使用します。 キューにアクセスするには、[ユーザー名] プロパティおよび [パスワード] プロパティを使用します。
前提条件
このトピックの手順を実行するには、BizTalk Server 管理者グループのメンバーとしてログオンする必要があります。
MSMQ 接続経由でメッセージを送信するようにBizTalk Serverを構成するには
BizTalk Server管理コンソールで、新しい MSMQ 送信ポートを作成するか、既存の MSMQ 送信ポートのプロパティを開きます。
[送信ポートのプロパティ] ダイアログ ボックスの [トランスポート] セクションの [構成] をクリックします。
[ MSMQ トランスポートのプロパティ ] ダイアログ ボックスの [ 認証] で、[True] を選択 します。
[ 証明書の拇印] に、適切な拇印を入力します。
[OK] をクリックしてから、もう一度 [OK] をクリックします。