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WCF-NetTcp アダプタについて

WCF-NetTcp アダプタは、サービスとクライアントの両方が WCF ベースである環境において、コンピュータ間またはプロセス間の接続通信を実現します。 このアダプタからは、SOAP セキュリティ、信頼性、およびトランザクションの各機能にフル アクセスできます。 このアダプタは、TCP トランスポートを使用し、メッセージではバイナリ エンコードを使用します。

次の表に、WCF-NetTcp アダプタの特性をまとめます。

説明 特徴
相互運用性レベル .NET プロファイル
[メッセージ エンコード] Binary
限界値 コンピュータ間またはプロセス間
トランスポート プロトコル TCP
[セキュリティ モード] None、Message、Transport、および TransportWithMessageCredential
クライアント認証のメカニズム トランスポート セキュリティとメッセージ セキュリティ
WS-ReliableMessaging のサポート いいえ
WS-AtomicTransaction のサポート はい
一方向メッセージングのサポート はい
双方向メッセージングのサポート はい
受信アダプタのホストの種類 インプロセス
送信アダプタのホストの種類 インプロセス

WCF-NetTcp アダプタは、2 つのアダプタ (受信アダプタと送信アダプタ) で構成されます。

WCF-NetTcp 受信アダプター

WCF-NetTcp 受信アダプタを使用すると、TCP プロトコルを介して WCF サービス要求を受信できます。 WCF-NetTcp 受信アダプタを使用する受信場所は、一方向または要求 - 応答 (双方向) として構成できます。

WCF-NetTcp 送信アダプタ

WCF-NetTcp 送信アダプタを使用すると、TCP プロトコルを使用して、型宣言が不要なコントラクトを介して WCF サービスを呼び出すことができます。

WCF 受信アダプターと送信アダプターの詳細については、「 WCF アダプターとは」を参照してください。

参照

WCF-NetTcp アダプターの構成
WCF アダプター