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インストールおよびアンインストール時のアイテムの処理

このトピックでは、BizTalk アプリケーションをインストールおよびアンインストールするとき、アプリケーションに含まれるファイルベースのアイテムが、BizTalk Server でどのように処理されるかについて説明します。

Note

送信ポート、送信ポート グループ、受信場所、および受信ポートは、ファイルベースのアイテムではないので、インストールおよびアンインストールによる影響を受けません。 オーケストレーション、スキーマ、マップ、およびパイプラインはすべて、これらを含む BizTalk アセンブリの一部として展開および管理されます。

  • BizTalk アセンブリ 。アセンブリをアプリケーションに追加するときに追加先のパスを指定していると、インストール時、BizTalk アセンブリ ファイルは、そのパスにコピーされます。 アセンブリを追加するときにこのオプションを指定していると、アセンブリは、グローバル アセンブリ キャッシュ (GAC) にもインストールされます。 アプリケーションのアンインストール時、BizTalk アセンブリ ファイルは、ファイル システムに存在している場合はそこから削除されますが、この操作を実行するアプリケーションに処理後のスクリプトが含まれていない限り、GAC からはアンインストールされません。 必要に応じて、BizTalk アセンブリを GAC から手動でアンインストールできます。 詳細については、「 GAC からアセンブリをアンインストールする方法」を参照してください。

  • .NET アセンブリ。 。アセンブリをアプリケーションに追加するときに追加先のパスを指定していると、インストール時、.NET アセンブリ ファイルは、そのパスにコピーされます。 アセンブリを追加するときにこれらのオプションを指定していると、アセンブリは、グローバル アセンブリ キャッシュ (GAC) および Windows レジストリにもインストールされます。 アプリケーションのアンインストール時、.NET アセンブリ ファイルは、ファイル システムに存在し、Windows レジストリにはない場合、ファイル システムから削除されます。 この操作を実行するアプリケーションに処理後のスクリプトが含まれていない限り、アセンブリは、GAC および Windows レジストリから削除されません。 必要に応じて、BizTalk アセンブリを GAC または Windows レジストリから手動で削除できます。 詳細については、「 GAC からアセンブリをアンインストールする方法 」および 「BizTalk アプリケーションの他のファイルと設定を削除する方法」を参照してください。

  • ファイル。 。ファイルをアプリケーションに追加するときに追加先のパスを指定していると、インストール時、ファイルは、ローカル ファイル システムにコピーされます。 アプリケーションのアンインストール時、ファイルは、ファイル システムから削除されます。

  • 証明書。 。インストール時、証明書は、ローカル コンピューターの "その他のユーザー" 証明書ストアに追加されます。 アプリケーションのアンインストール時、この操作を実行するアプリケーションに処理後のスクリプトが含まれていないと、証明書は削除されません。 必要に応じて、証明書を手動で削除できます。 詳細については、「 BizTalk アプリケーションの他のファイルと設定を削除する方法」を参照してください。

  • 仮想ディレクトリ。 。アプリケーションのインストール先のコンピューターにインターネット インフォメーション サービス (IIS) が存在する場合、仮想ディレクトリが作成されます。 指定したポートを使用する同じ名前の仮想ディレクトリが既に存在する場合、アプリケーションの .msi ファイルの仮想ディレクトリ リソースは、既存の仮想ディレクトリに書き込まれますが、既存の仮想ディレクトリのセキュリティ設定は変更されません。 そのセキュリティ設定で十分かどうかを確認する必要があります。 アプリケーションのインストール時、仮想ディレクトリをバインドするアプリケーション プールがローカル コンピューターに存在しない場合、仮想ディレクトリは、既定のアプリケーション プールにバインドされます。

    アプリケーションのアンインストール時、仮想ディレクトリとそのファイルは削除されますが、インストール前から存在していた仮想ディレクトリ、あるいはインストール後に仮想ディレクトリに追加したファイルは削除されません。 この場合は、アプリケーションの .msi ファイルからインストールしたファイルのみ削除されます。 仮想ディレクトリ、およびアプリケーションのインストール後に仮想ディレクトリに追加したファイルは、削除されません。 仮想ディレクトリは、空の場合のみ削除されます。

  • COM コンポーネント。 。COM コンポーネントをアプリケーションに追加するときにこのオプションを指定していると、インストール時、COM コンポーネントは、Windows レジストリに追加されます。 また、コンポーネントをアプリケーションに追加するときに追加先を指定していると、ファイルは、ローカル ファイル システムにコピーされます。 アプリケーションのアンインストール時、この機能を実行するアプリケーションに処理後のスクリプトが含まれていない限り、COM コンポーネントは、Windows レジストリおよびファイル システムから削除されません。 必要に応じて、COM コンポーネントを Windows レジストリおよびファイル システムから手動で削除できます。 詳細については、「 BizTalk アプリケーションの他のファイルと設定を削除する方法」を参照してください。

  • 前処理スクリプトと後処理スクリプト。 。スクリプト ファイルをアプリケーションに追加するときに追加先のパスを指定していると、インストール時、スクリプト ファイルは、ローカル ファイル システムにコピーされます。 処理前のスクリプトは、アプリケーションのインポートまたは削除の前、アンインストールの後に実行されます。 処理後のスクリプトは、アプリケーションのインポートまたは削除の後、インストールの前に実行されます。 アプリケーションのアンインストール時、スクリプト ファイルは、ファイル システムから削除されます。 ただし、処理前または処理後のスクリプトによりファイル システムにファイルが追加された場合、これらのファイルは削除されません。 必要に応じて、ファイルを手動で削除できます。 詳細については、「 BizTalk アプリケーションの他のファイルと設定を削除する方法」を参照してください。

  • BAM 成果物。 。インストール時、BAM アイテム ファイルは、アイテムをアプリケーションに追加するときに指定した追加先のパスにコピーされます。 アプリケーションをインストールしても、BAM アイテムは展開されません。 アプリケーションのアンインストール時、BAM アイテム ファイルは削除されます。

参照

BizTalk アプリケーションをインストールする方法
BizTalk アプリケーションをアンインストールする方法
アプリケーション展開時のアイテムの処理