バックアップ復元履歴の表示
最後に復元に成功したバックアップ セットを確認するには、Master.dbo.bts_LogShippingHistory テーブルの内容を調べます。 このテーブルの内容は、バックアップ履歴の取得ジョブによって取得され、データベースの復元ジョブによって更新されます。 バックアップの復元に成功した場合、Restored 列に 1 が、RestoredDateTime に現在の日時が格納されます。
特定のバックアップ セットから、復元対象のすべてのデータベースが正しくサーバーに復元された場合、そのバックアップ セットの ID が Master.dbo.bts_LogShippingLastRestoreSet テーブルに書き込まれます。
復元プロセスのギャップ
Master.dbo.bts_LogShippingHistory テーブルのレコードを確認すると、復元済みのバックアップ セット間にギャップが存在する場合があります。 これにはいくつかの理由が考えられます。 ただし、ギャップが発生しても、復元先システム (つまり、バックアップ コンピュータ) の安定性を回復できる場合があります。 復元先のシステムを修復するには、ギャップの後に完全バックアップ セットの復元が必要です。 ギャップの後に完全バックアップ セットの復元を行わないと、復元先の環境が不安定になります。
Note
本来、完全バックアップを復元する目的は、データベースの初期状態を作成したり、ログ履歴バックアップ チェーンの問題を修復したりすることです。 完全バックアップ セットは、ログ バックアップ チェーンには含まれないため、通常、完全バックアップ セットから復元することはありません。