手順 6:EDI-AS2 の受信場所の構成
このステップでは、Fabrikam パーティからの EDI メッセージを受信する一方向の受信場所を設定します。 この受信場所では、AS2EdiReceive 受信パイプラインを使用して、送信されてくる EDI および AS2 メッセージを処理します。 このメッセージは、sender.exe アプリケーションにより、Contoso 仮想ディレクトリを通じ、BTSHTTPReceive.dll ISAPI 拡張を使用して受信場所に送信されます。
このチュートリアルでは、MDN 応答を非同期で送信する動的送信ポートを設定します。 このシナリオで必要となるのは、一方向の受信ポートだけです。 しかし、同期 MDN を指定する AS2 メッセージを送信するよう Sender.exe を変更することもできます。 この場合、MDN を返信するため、双方向の要求応答受信ポートを作成する必要があります。 詳細については、「 チュートリアル (AS2): 同期 MDN を使用して AS2 経由で EDI を受信する」の「ソリューションをテストするには」セクションを参照してください。
前提条件
BizTalk Server Administrators グループのメンバーとしてログオンする必要があります。
BizTalk HTTP 受信場所を作成するには
BizTalk Server管理コンソールの BizTalk アプリケーション 1 ノードで、[受信ポート] を右クリックし、[新規] をポイントして、[一方向の受信ポート] をクリックします。
受信ポートに 「Receive_AS2」という名前を付けます。
コンソール ツリーで [ 受信場所 ] をクリックし、[ 新規] をクリックします。
[受信場所のプロパティ] ダイアログ ボックスで、受信場所にReceive_AS2名前を付け、[種類] に [HTTP] を選択し、[構成] をクリックします。
[HTTP トランスポートのプロパティ] ダイアログ ボックスで、仮想ディレクトリと ISAPI 拡張機能に「/Contoso/BTSHTTPReceive.dll」と入力します。 [成功時に関連付けハンドルを返す] をオフにし、[失敗した要求を中断する] を選択します。 [OK] をクリックします。
受信パイプラインの [AS2EdiReceive] を選択します。 [OK] をクリックしてから、もう一度 [OK] をクリックします。
Note
AS2EdiReceive 受信パイプラインは、AS2 のデコードと EDI の逆アセンブルを実行します。
BizTalk Server管理コンソールで、[BizTalk アプリケーション 1] ノードの [受信場所] をクリックし、[Receive_AS2] を右クリックし、[有効にする] をクリックします。
次の手順
「手順 7: MDN 送信ポートを構成する」の説明に従って、非同期 MDN を Fabrikam に送り返すように送信ポート (Send_Asynch_MDN) 送信ポートを構成します。