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展開中のファイル アイテムの状態

処理前または処理後のスクリプトの実行時に、ファイル システム上にどのようなファイルベースのアイテムが存在するかを知ることが必要な場合があります。 たとえば、アンインストール時に処理後のスクリプトを実行して、特定のアイテム ファイルをファイル システムから削除する場合です。 ファイルベースのアイテムは、BizTalk データベース内の表現に加えて、ローカル ファイル システムにもファイルとして存在することができるアイテムです。 ファイルベースのアイテムの例としては、COM コンポーネント、.NET アセンブリ、BizTalk アセンブリ、BAM アイテム、アドホック ファイル、スクリプト、およびバインド ファイルが挙げられます。

次の表は、展開プロセスの各時点における、アイテム ファイルの状態をまとめたものです。

展開プロセスの時点 アプリケーション アイテム ファイルの状態
インストール前 ローカル ファイル システムには、種類が System.BizTalk.File であるファイルだけが存在します。*
インストール後 ローカル ファイル システムには、すべてのファイルが存在します。*
アンインストール前 ローカル ファイル システムには、すべてのファイルが存在します。*
アンインストール後 ローカル ファイル システムからはすべてのファイルが削除されています。
インポート前 アプリケーションがローカル コンピューターにインストールされていない限り、ローカル ファイル システムにファイルは存在しません。
インポート後 アプリケーションがローカル コンピューターにインストールされていない限り、ローカル ファイル システムにファイルは存在しません。

* ファイルがローカル ファイル システムに存在するのは、ファイルをアプリケーションに追加するときに、有効な追加先を指定した場合だけです。

参照

処理前および処理後のスクリプトを使用したアプリケーション展開のカスタマイズ