退避の計算のサンプル
次に示す例は、BizTalk が退避するかどうかをプライベート バイトを使用して計算するサンプルです。 ここでは、既定の構成値と、いくつかの実行時値の例を使用します。
退避プロパティとしては次の値を想定します。
TimeBlocked = 60 (秒単位でブロックされた時間の例)
WaitingHistory = 90 (秒単位の待機履歴の例)
ActualPrivateBytes = 250 (プライベート バイトの値の例)
OptimalUsage = 50 (既定の構成値)
MaximalUsage = 350 (既定の構成値)
ActualPrivateBytes は OptimalUsage と MaximalUsage の間であるため、α は次のように計算されます。
alpha(private) = (350 – 250) / (350 – 50)
alpha(private) = 100 / 300
alpha(private) = 0.33
次に、 TestThreshold を次のように計算します。
TestThreshold = 1 + (0.33 * (1800 – 1))
TestThreshold = 1 + 599.66
TestThreshold = 600.66
最後に、退避するかどうかを判断します。
Dehydrate = (90 == -1 OR 90 > 600 OR 60 > (2 * 600))
Dehydrate = false
この例を使用すると、オーケストレーションはこの時点では退避されないと判断できます。