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リリース フェーズの推奨事項

リリース フェーズでは、現在検証済みのシステムを実稼働のハードウェアに反映させます。

テスト ベッド最適化の実稼働システムへの反映

実稼働のハードウェアに対してシステムのアイテムおよび構成を反映させ、このハードウェアを起動して処理できるようにすることは、比較的簡単なプロセスです。 ただし、このフェーズでは、パフォーマンスに関して見落とされがちな次の事項を考慮する必要があります。

  • プラットフォームの最適化が反映されていることを確認します。 実装と検証の間に、通常、プラットフォーム レベルのパフォーマンスの最適化を必要に応じて実装します。

    たとえば、インターネット インフォメーション サーバー (IIS) で HTTP などの分離アダプターを使用する場合、アダプターが実行される IIS 内のプロセス数を増やすなど、一般的なパフォーマンスの最適化をいくつか利用できます。 このようなリリース前に見つかったパフォーマンスの最適化は、追跡して実稼働環境にも反映させる必要があります。

  • データ バックアップ、ログ配布、データ保持の構成、タスクの消去を設定して自動化します。 実稼働に対する保証の一環として、データベース (BizTalk 追跡データベースや BAM データベースなど) のバックアップおよび削除の頻度は、これらの設定をデータベースがまだ存在しない実稼働に移行する必要があることから持続性において重要です。

参照

フェーズごとのプロジェクト計画の推奨事項
要件フェーズの推奨事項
設計フェーズの推奨事項
実装フェーズの推奨事項
検証フェーズの推奨事項