受信場所
受信場所の作成時には、着信メッセージを受信するアドレスと、そのアドレスで受信したメッセージを処理するメッセージング パイプラインを指定します。 受信場所の作成および有効化は、管理者のみが行えます。
管理者は BizTalk 管理コンソールを使用して、受信場所を作成し、オーケストレーションにバインドし、有効または無効にし、受信場所のグローバル プロパティを設定します。
管理者 (BizTalk 管理コンソールを使用) は、以下の手順に従って受信場所を作成します。
受信場所を作成します。
受信場所をホストに関連付けます。
受信場所をオーケストレーションにバインドします。
受信場所を有効にします。
受信場所はメッセージを受信します。
Note
Windows Management Instrumentation (WMI) で受信場所に対して行った変更は、BizTalk 管理コンソールの受信場所の表示に影響します。 たとえば、管理者が WMI を使用して新しい受信場所を作成した場合、その受信場所は BizTalk 管理コンソールに表示されます。 同様に、管理者が受信場所を削除した場合、その受信場所は BizTalk 管理コンソールに表示されなくなります。
重要
各受信場所には一意の名前が必要です。 2 つの受信場所は、同じ BizTalk Server 展開で同じ名前を持つことはできません。
重要
受信場所の格納先には強力なアクセス制御リスト (ACL) を設定することをお勧めします。 たとえば、ファイルの受信場所がメッセージを取得するディレクトリに強力な ACL を設定し、認証されたユーザーだけがこの場所にメッセージを格納できるようにする必要があります。
受信場所の種類
受信場所には次の 2 種類があります。
一方向。 メッセージを格納し、同期応答を待機しないアプリケーションに使用します。
要求 - 応答。 メッセージへの応答を求めるアプリケーションに使用します。
受信場所のプロパティ
受信場所には、グローバルおよびアダプター固有のプロパティがあります。 管理者は、BizTalk 管理コンソールを使用して、特定のアダプターに関連付けられているすべての受信場所のグローバル プロパティを設定します。
受信場所のプロパティへの変更は、順番に行われます。 ソリューション開発者が特定の受信場所のプロパティ値を変更した場合、新しいプロパティ値は、管理者が BizTalk 管理コンソールで設定した受信場所のグローバル プロパティ値をオーバーライドします。