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BAM 開発プロセスの概要

このトピックでは、開発プロセス、および BAM データを格納するデータベースおよびテーブルについて説明します。

BAM を使用した開発に必要なスキルと知識

BAM を使用した開発を開始するにあたっては、次の前提条件に注意してください。

  • アプリケーションをインストルメント化するには、アクティビティの展開が必要です。

  • SQL SERVER データベースに対する DBO 権限を持ち、BAM イベント ライター ロール セキュリティ コンテキストのメンバーである必要があります。

  • アプリケーションを開発するには、Microsoft .NET 4 を使用する必要があります。 任意の .NET 言語を使用できますが、C# を使用することをお勧めします。

  • コンピューターに Microsoft.BizTalk.BAM.EventObservation.dll をインストールする必要があります。 DLL は 2 とおりの方法で入手できます。

    • BizTalk Server 構成マネージャーを使用して BAM ツールをインストールします。 構成マネージャーを使用することをお勧めします。構成マネージャーによって、アップグレードに必要なエントリがレジストリに自動的に追加されます。 BAM の構成の詳細については、「Configuration Managerを使用した BAM ツールの構成」を参照してください。

    • DLL が既にインストールされているコンピューターからコピーします。 DLL は Microsoft BizTalk Server <version>\Tracking フォルダーにあります。

BAM 開発プロセス

次の図は、BAM 開発フローを示しています。

BAM 開発のワーク フロー

BAM を使用したソリューションの開発の基本的な手順を次に示します。

BAM によるソリューションを開発するには

  1. Excel 用 BAM アドインを使用した監視モデルを作成します。

    Note

    この手順の手順を示す例については、BAM API BizTalk Server サンプルを参照してください。

  2. BAM 管理ユーティリティを使用して、アクティビティを PID に展開します。

  3. BAM EventStream コードを追加することによって、アプリケーションをインストルメント化します。

  4. アプリケーションを実行します。 これを実行する場合、コードの内容は次のようになります。

    • プレースホルダー レコードを BAM_<activity name>_Active テーブルに追加します。

    • レコードのデータ項目を更新します。

    • アクティビティを終了し、レコードを BAM_<activity name>_completed テーブルに移動します。

BAM データの格納場所

BAM は、BAM イベントの処理に使用する EventStream クラスを持つ EventObservation 名前空間を提供します。

BAM 追跡データは、BAM プライマリ インポート データベース (PID) に格納されます。 BAM 管理ユーティリティを使用して監視モデルを展開すると、次の 5 つのテーブルが PID に作成されます。

名前 説明
アクティブ テーブル 名前bam_<activity name>_Active、このテーブルには、まだ完了していないこの種類のアクティビティが保持されます。
アクティブ リレーションシップ テーブル 名前付きbam_<アクティビティ名>_ActiveRelationships、このテーブルには、まだ完了していないアクティビティの関連アクティビティが含まれています。
Continuation テーブル アクティビティ名bam_<名前>_continuations、アクティビティの継続アクティビティの一覧を次の表に示します。
完了したテーブル 名前付きbam_<アクティビティ名>_completed。
完了したリレーションシップ テーブル 名前付きbam_<アクティビティ名>_CompletedRelationshipsこのテーブルには、アクティビティの完了した関連アクティビティが含まれています。

BAM アクティビティの 4 つのデータ型を取得します。

  • String

  • Data/Time (一般的にマイルストーンと呼ばれます)

  • Integer

  • Float