メッセージ バッチ

一括処理する必要があるメッセージのグループがアダプターに存在する場合は、これらのメッセージをバッチで処理してパフォーマンスを最適化します。 プログラム的には、メッセージ バッチとは関連する操作が含まれているメッセージの集まりということになります。 各メッセージを個別に送信するのではなく、バッチでメッセージをグループ化することで、リソースの使用とタスクの処理を最適化できます。 BizTalk Server では、次の目的でバッチ処理を使用します。

• トランザクションのコストを複数のメッセージに分割する。

• 内部的なデータベース ラウンド トリップ数を減らして速度を上げる。

• メッセージを非同期的に処理することで、BizTalk Server スレッド プールをより効率的に使用します。

  バッチは、アトミックな作業単位です。 つまり、操作はすべて成功するか、すべて失敗するかのどちらかになります。 バッチ内のある操作が成功しても、別の操作が失敗した場合は、そのバッチを構成するすべての操作が無効になり、メッセージを再送信する必要があります。 そのため、アダプターは、失敗したバッチに対して 3 つの処理を実行する必要があります。

• どのメッセージの処理に失敗したのかを特定する。

• 失敗したメッセージに対する処理を決定する。

• 失敗しなかったメッセージを再送信する。