クラスの静的メンバーの呼び出し
既定では、ルール エンジンは、.NET クラスのインスタンスをアサートして、.NET クラスの静的メンバーを呼び出すポリシーを実行するよう要求します。 この動作を変更するには、[HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\BusinessRules\3.0] の StaticSupport レジストリ キーの値を次の表のいずれかの値に変更します。
| StaticSupport のレジストリ値 | ルール エンジンの動作 |
|---|---|
| 0 | 既定値です。 ルール エンジンは、BizTalk Server 2004 のモデルに従って、.NET クラスのインスタンスがアサートされる場合にのみ、静的メソッドを呼び出します。 |
| 1 | オブジェクト インスタンスは必須ではありません。 静的メソッドは、ルールが評価または実行されるときに呼び出されます。 |
| 2 | オブジェクト インスタンスは必須ではありません。 すべてのパラメーターが定数である場合、静的メソッドは、ポリシーの変換時に呼び出されます。 これは最適なパフォーマンスを提供します。なぜなら、条件内の複数のルールで静的メソッドが使用される場合でも、静的メソッドが呼び出されるのは 1 回だけだからです。 アクションとして使用される静的メソッドは変換時に実行されません。代わりに、パラメーターとして使用される静的メソッドが実行される場合があります。 |
StaticSupport レジストリ キーの追加と変更
[HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\BusinessRules\3.0] に StaticSupport レジストリ キーが表示されない場合は、次の手順を実行して追加する必要があります。
StaticSupport レジストリ キーを追加するには
[ スタート] をクリックし、[ 実行] をクリックし、「 RegEdit」と入力して、[OK] をクリック します。
[HKEY_LOCAL_MACHINE] を展開し、[ソフトウェア]、[Microsoft] の順に展開し、[BusinessRules] を展開して、[3.0] を選択します。
右側のウィンドウで右クリックし、[ 新規] をポイントして、[ DWORD 値] をクリックします。
[ 名前] に「 StaticSupport」と入力します。
StaticSupport レジストリ キーが既に存在し、その値を変更する必要がある場合は、次の手順を実行します。
重要
BizTalk が 64 ビット コンピューターにインストールされている場合は、次のいずれかのオプションを使用して StaticSupport レジストリ キーを追加できます。
- HKLM\Software\Wow6432Node\Microsoft\BusinessRules\3.0 の下を見る必要があります。 このキーが存在する場合は、ここで StaticSupport を追加できます。
- もう 1 つのオプションは、 StaticSupport を BTNTsvc[64].exe.config ファイルに配置することです。これは、ここでの設定がレジストリの内容をオーバーライドするためです。 また、レジストリ設定の変更はオペレーティング システム全体に適用されるのに対し、このオプションでは既定の動作の変更が BizTalk に限定されるので、このオプションの方が好ましいとも考えられます。
StaticSupport レジストリ キーの値を変更するには
[ スタート] をクリックし、[ 実行] をクリックし、「 RegEdit」と入力して、[OK] をクリック します。
[HKEY_LOCAL_MACHINE]、[ソフトウェア]、[Microsoft] の順に展開し、[BusinessRules] を展開して、[3.0] を展開します。
StaticSupport レジストリ キーをダブルクリックするか、右クリックして [変更] をクリックします。