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インフラストラクチャ管理コマンド

BAM 管理 (BM) ユーティリティ構成コマンドを使用すると、BAM の構成を取得および更新できます。

  • get-config: BAM 構成ファイルを取得します。

  • update-config: BAM 構成を更新します。

  • get-changes: BAM インフラストラクチャに対する変更を一覧表示します。

  • get-defxml: BAM プライマリ インポート データベース内のすべての成果物を含むファイルを取得します。

Note

-Trace:on|off パラメーター スイッチを含めることで、任意の BM ユーティリティ コマンドでトレースを有効にすることができます。 Trace スイッチを使用すると、構成ファイルのトレース設定がオーバーライドされます。 このスイッチは、通常の BM コマンドと組み合わせて使用できます。

Note

ユーザー アカウント制御 (UAC) をサポートするシステムでは、管理者特権を使用してこのツールを実行することが必要な場合があります。

get-config コマンド

使用方法

get-config -FileName:<output ファイル> のbm.exe [ -Server:<server> ][ -Database:<database> ]

パラメーター

パラメーター 説明
FileName:<output ファイル> 構成ファイルの保存場所のパスおよび名前です。
Server:<server> 省略可能: 構成の取得元となるサーバーの名前。 このサーバーは、bm.exe を実行するコンピューターと同じドメインに存在している必要があります。 サーバー名を指定しなかった場合、既定の名前 (localhost) が使用されます。
Database:<database> 省略可能: 構成の取得元となるデータベースの名前。 指定しなかった場合、既定の名前 (BamPrimaryImport) が使用されます。

BAM 構成 XML を取得し、それを指定されたファイルに保存します。 get-config コマンドは、既存のファイルを上書きしません。

使用例

bm.exe get-config -FileName:MyConfig.xml  
bm.exe get-config -FileName:BAMConfiguration.xml -Server:OrdersServer  

update-config コマンド

使用方法

update-config -FileName:<config ファイルのbm.exe>

パラメーター

パラメーター 説明
FileName:<config ファイル> BAM インフラストラクチャの更新に使用する構成ファイルのパスおよび名前です。

BAM 構成 XML ファイルに格納された情報で、ローカル コンピューターの構成を更新します。 追加できるのは、現在の構成にまだ存在しないサーバーおよびデータベースの名前だけです。 動的インフラストラクチャが既に展開されているサーバーまたはデータベースの名前を変更した場合、bm.exe からエラーが報告されます。

ファイルで配信された警告のファイルの格納場所を変更した場合、 SQL Notifications Services を再起動する必要があります。 NS サービスを再起動しなかった場合、警告は元のファイルの格納場所に配信され続けます。

ファイルの格納場所は、BAM 構成ファイルの次の行に修正を加えることによって変更します。

<プロパティ名="FileDropUNC">\\<computer name>\alerts</Property>

参照を更新するための適切な手順については、「BizTalk Serverのバックアップと復元」を参照してください。

重要

既に BAM 警告が構成されているとき、警告セクションを含まない BAM 構成ファイルを使って update-database コマンドを実行すると、今後、警告が生成されないよう、bm.exe により構成が上書きされます。

使用例

bm.exe update-config -FileName:MyConfig.xml  

get-changes コマンド

使用方法

get-changes のbm.exe [ -Server:<server> ][ -Database:<database> ]

パラメーター

パラメーター 説明
Server:<server> 省略可能: BAM プライマリ インポート データベースが存在するサーバーの名前。 このサーバーは、bm.exe を実行するコンピューターと同じドメインに存在している必要があります。 サーバー名を指定しなかった場合、既定の名前 (localhost) が使用されます。
Database:<database> 省略可能: 名前が指定されていない場合、bm.exe は既定の名前 BamPrimaryImport を使用します。

BAM プライマリ インポート データベースに対して適用された変更一覧を取得します。 このコマンドを使用して、BAM インフラストラクチャに対する変更を監査できます。 このコマンドで返される情報は次のとおりです。

変更に使用されたコマンドの種類と、変更に使用されたファイル

変更を適用したユーザー

変更されたアクティビティ

変更されたビュー

使用例

bm.exe get-changes  

コマンドの出力

#1: c:\bam\ordermanagement.xml をデプロイする

By domain\user at 12/30/2005 8:17:08 PM (v3.5.1536.0).

アクティビティ: OrderMgmt

ビュー: SalesManager

get-defxml コマンド

使用方法

bm.exe get-defxml -FileName:<output file>[ -Server:<server> ][ -Database:<database> ]

パラメーター

パラメーター 説明
FileName:<output ファイル> 定義の保存先ファイルのパスおよび名前です。
Server:<server> 省略可能: 定義を取得するサーバーの名前。 このサーバーは、bm.exe を実行するコンピューターと同じドメインに存在している必要があります。 サーバー名を指定しなかった場合、既定の名前 (localhost) が使用されます。
Database:<database> 省略可能: 定義の取得元となるデータベースの名前。 指定しなかった場合、既定の名前 (BamPrimaryImport) が使用されます。

BAM プライマリ インポート データベースからすべてのアイテムを取得し、それらを XML ファイルとして保存します。 既存のファイルは上書きされません。

使用例

bm.exe get-defxml -FileName:BAMDefinition.xml  
bm.exe get-defxml -FileName:MyDef.xml -Server:MyServer -Database:MyPI  

参照

BAM 管理ユーティリティ