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WCF サービスとして公開されたオーケストレーションからエラー例外をスローする方法

オーケストレーションから送信できる SOAP エラーには、型指定された SOAP エラーと型指定されていない SOAP エラーという 2 種類があります。 型指定された SOAP エラーは、操作にカスタム SOAP エラーの種類を指定する System.ServiceModel.FaultContractAttribute があるエラーです。 型指定されていない SOAP エラーとは、操作のコントラクトで指定されていないエラーのことです。

WCF アダプタでは、WCF サービスとして公開されたオーケストレーションに関する型指定されたエラー コントラクト例外を処理できません。 ただし、型指定されていない SOAP エラーは、オーケストレーションまたはパイプラインによって常に返すことができます。 型指定されていない SOAP エラーを返すには、受信場所または構成ファイルで System.ServiceModel.ServiceBehaviorAttribute.IncludeExceptionDetailInFaults を設定して、WCF クライアントが内部サービス操作の例外に関する情報を取得できるようにする必要があります。

次のサンプル コードで、構成ファイルにプロパティを設定する方法を示します。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>  
<configuration>  
    <system.serviceModel>  
        <behaviors>  
            <serviceBehaviors>  
                <behavior name="ServiceBehaviorConfiguration">  
                    <serviceDebug includeExceptionDetailInFaults="true" />  
                </behavior>  
            </serviceBehaviors>  
        </behaviors>  
</configuration>  

参照

オーケストレーション内の型指定されたエラー コントラクトを処理する方法