フラット ファイル逆アセンブラー パイプライン コンポーネントを構成する方法
フラット ファイル逆アセンブラー パイプライン コンポーネントは、フラット ファイル形式のドキュメントを逆アセンブルして XML 形式に変換するために使用されます。
フラット ファイル逆アセンブラー パイプライン コンポーネントのプロパティを構成するには
フラット ファイル逆アセンブラー パイプライン コンポーネントを、受信パイプラインの逆アセンブル ステージにドラッグします。
プロパティ ウィンドウの [パイプライン コンポーネントのプロパティ] セクションで、次の操作を行います。
プロパティ 目的 ドキュメント スキーマ フラット ファイル形式から XML 形式へメッセージを解析する際に使用するフラット ファイルのドキュメント スキーマを選択します。 解析用のフラット ファイル ドキュメント スキーマは、BizTalk エディターで作成できます。
既定値: なし 注: このプロパティのスキーマを指定する必要があります。または、コンパイル時エラーが発生します。[ヘッダー スキーマ] フラット ファイル メッセージのヘッダー部分のスキーマを選択します。 フラット ファイル メッセージのヘッダー部分のスキーマは、BizTalk エディターで作成できます。
既定値: なし[ヘッダーの保存] フラット ファイル メッセージ ヘッダーをメッセージ コンテキストに格納する必要がある場合は、このプロパティを True に設定します。 フラット ファイル メッセージのヘッダーを保存すると、ヘッダー構造およびコンテンツは BizTalk Server でメッセージと共に移動されます。 ヘッダーは、フラット ファイル アセンブラー パイプライン コンポーネントで、メッセージをフラット ファイル形式にシリアル化する際に使用されます。
ヘッダー スキーマ名は実行時に動的に取得されることがあります。そのため、保存したヘッダーがフラット ファイル アセンブラーでシリアル化されるとき、ヘッダー ドキュメントのデザイン時プロパティにヘッダー スキーマ名が含まれていない場合があります。 この場合、保存したヘッダーのメッセージの種類が使用されます。
既定値: False[トレーラー スキーマ] フラット ファイル メッセージのトレーラー部のスキーマを選択します。 フラット ファイル メッセージのトレーラー部のスキーマは、BizTalk エディターで作成できます。
既定値: なし回復可能なインターチェンジ処理 False に設定されている場合、インターチェンジ全体が 1 つの単位として逆アセンブルされることを示します (含まれるメッセージが失敗すると、インターチェンジ全体が中断されます)。
True に設定されている場合、インターチェンジ内のメッセージが逆アセンブラーによって個別に抽出されることを示します。メッセージの経路を通るメッセージや中断されるメッセージが存在する可能性があります。
回復可能なインターチェンジ処理の詳細については、「 回復可能なインターチェンジ処理」を参照してください。"ドキュメント構造の検証" フラット ファイル メッセージ (ヘッダー、本文、トレーラー) のすべての部分を検証してスキーマに準拠していることを確認する必要がある場合は、このプロパティを True に設定します。 このオプションを選択すると、フラット ファイル逆アセンブラーのパフォーマンスが低下するため、既定では False に設定されます。
既定値: False
参照
フラット ファイル逆アセンブラー パイプライン コンポーネント
ネイティブ パイプライン コンポーネントの構成
XML とフラット ファイル プロパティ スキーマおよびプロパティ
Pipelines-AssemblerDisassembler (BizTalk Server サンプル フォルダー)