[フィールド要素] ノード
概要
BizTalk エディターでは、 フィールド要素 ノードを使用して、文字列や数値など、本質的に単純な情報の項目を記述します。 また、このノードは、目的の情報が XML 要素に関連付けられた属性の値としてではなく、実際のメッセージ インスタンスに XML 要素の内容として現れる場合に使用されます。 属性値として格納される情報の詳細については、「 フィールド属性ノード」を参照してください。
Note
BizTalk エディターでは、要素と属性の両方の要素を Field ノードで表すことができますが、スキーマ ツリー ビューでは異なるアイコンが関連付けられていますが、XSD ウィンドウの XML 表現は異なり、Visual Studio プロパティ ウィンドウのプロパティも異なります。
XML メッセージに含まれる特定の情報項目 (ここでいう情報項目とは、文字列や数値など、1 つの独立した単純型のこと) では、その情報を要素の属性として表すべきか、要素のサブ要素として表すべきかという問題があります。 一般に、格納される値が不連続であり、数が少なく、要素そのもののセマンティクスが変わりやすい場合は、情報項目を属性として表します。 同じ値が繰り返し出現する場合、取りうる値の範囲が大きい場合、(文字列などが) 長くなってしまう場合、順序に関連性のある複数の兄弟値のいずれかが格納される場合などは、情報項目をサブ要素として表した方が適切な結果が得られる傾向があります。 既存の種類の XML ドキュメントのスキーマを作成するだけの場合は、特定の情報項目に対して Field Element ノードまたは Field Attribute ノードを使用する選択が既に行われているので、XML に一致するノードを使用する必要があります。
XSD 表記
Field Element ノードが Record ノードに挿入されると、Record ノード内のシーケンス要素内の他の子ノードの末尾に挿入されます。 次の例は、新しい Field Element ノードを太字で示し、Record ノードのシーケンス要素の末尾に挿入します (ノードの ID を明確にするために という名前が付けられています)。
<xs:element name="ContainingRecord">
<xs:complexType>
<xs:sequence>
<xs:element name="ExistingFieldElement" type="xs:string" />
<xs:element name="EmptyNestedRecord">
<xs:complexType />
</xs:element>
</xs:sequence>
<xs:attribute name="ExistingFieldAttribute" type="xs:string" />
</xs:complexType>
</xs:element>
参照
- スキーマの BizTalk 表記
- ノードのプロパティ
- UI ガイダンスと開発者 API 名前空間リファレンスの Field 要素ノードのプロパティ
- ノードのプロパティを設定する方法