技術確認としての EDIFACT CONTRL メッセージ
ビジネス プロファイル設定または取引先アグリーメント (2 つのビジネス プロファイル間でアグリーメントが定義されていない場合はフォールバック アグリーメント) で技術確認を生成するように選択した場合、またはメッセージの UNB9 フィールドが "2" に設定されている場合、技術確認として CONTRL メッセージが生成されます。 この確認では、インターチェンジの受信結果が報告されます。
CONTRL 技術確認には、次のセグメントがあります。
UNH メッセージ ヘッダー (必須)。
対象のインターチェンジを識別し、インターチェンジ受信の性質 (必須) を示す UCI インターチェンジ応答です。 UCI セグメントの最大出現数は 1 です。したがって、制御セグメントの 1 つで発生した最初のエラーが報告されます。
UNT メッセージ トレーラー (必須)。
エラーは UCI5 "構文エラー コード" データ要素で報告されます。 X12 エンコード インターチェンジの場合のように、EDIFACT エンコード インターチェンジが "受理 (ただしエラーが発生)" の状態になることはありません。
Note
CONTRL 受信確認 (EDIFACT 技術確認) では、受信した EDIFACT メッセージが重複している場合、またはエンベロープにエラー (文字セットの問題など) がある場合にのみ、[拒否] 状態がレポートされます。 EDIFACT では、X12 による TA1 受信確認の TA104 フィールドでのレポートとは、CONTRL 技術確認で「インターチェンジを受理 (ただしエラーが発生)」状態がレポートされません。 EDIFACT メッセージの一部が受理された場合、CONTRL 技術確認では [受理] がレポートされます。 シナリオによっては、メッセージの一部が拒否されても、CONTRL 受信確認では [受理] の状態がレポートされます。 このようなシナリオでは、UCI5 要素でエラーがレポートされる可能性があります。
CONTRL 技術確認には、次のデータ要素があります。
Data 要素 | 名前 | 使用法 |
---|---|---|
UNH1 | メッセージの参照番号 | - |
UNH2 | メッセージの識別子のサブコンポーネント | サブコンポーネントは次のとおりです。 - 1 = CONTRL - 2 = 4 - 3 = 1 - 4 = UN |
UCI1 | インターチェンジ制御番号 | 受信したメッセージの UNB5 フィールドからマップされます。 |
UCI2 | インターチェンジの送信者 | 受信したメッセージの UNB2 フィールドからマップされます。 最初のサブコンポーネント (ID) は必須です。 2 番目のサブコンポーネント (コード修飾子) と 3 番目のコンポーネント (逆ルーティング アドレス) は省略可能です。 |
UCI3 | インターチェンジの受信者 | 受信したメッセージの UNB3 フィールドからマップされます。 最初のサブコンポーネント (ID) は必須です。 2 番目のサブコンポーネント (コード修飾子) は省略可能です。 |
UCI4 | アクション コード | アクション コードは次のとおりです。 - インターチェンジが受け入れられる場合は 8 - インターチェンジが受け入れられるが、一部のトランザクション セットが拒否される場合は 7 - UNA または UNB セグメントのエラーが原因でインターチェンジが拒否された場合は 4 これは必須データ要素です。 |
UCI5 | 構文エラー コード | エラー状態である場合、その状態を識別します。 詳細については、「 EDIFACT CONTRL 受信確認エラー コード」を参照してください。 このデータ要素は条件付きの選択肢です。 |
UCI6 | サービス セグメント タグ | UCI.5 データ要素で識別されたエラー状態を含むセグメントを識別します。 このデータ要素は条件付きの選択肢です。 |
UCI7 | データ要素 ID | UCI.5 データ要素で識別されたエラー状態を含むデータ要素を識別します。 UCI7 のサブコンポーネントは次のとおりです。 - セグメント内の誤ったデータ要素の位置 (必須) - セグメント内の誤ったコンポーネント データ要素の位置 (条件付きオプション) - セグメント内の誤ったデータ要素の発生 (条件付きオプション) |
UCI8 | - | - |
UNT1 | セグメント数 | - |
UNT2 | メッセージの参照番号 | - |