次の方法で共有


受信 MDN の受信ポートの構成

AS2 MDN を受信するには、メッセージを受信してパーティに応答を返すための一方向の HTTP 受信ポートを作成します。

AS2 メッセージの受信に使用する双方向の要求 - 応答の受信ポートは、MDN メッセージの受信には使用できません。 MDN に要求 - 応答受信ポートを使用すると、受信 MDN に応答して 200OK メッセージが返されなくなるため、MDN 送信の不要な再試行が行われます。

受信 MDN の処理には、AS2Receive と AS2EdiReceive のいずれかのパイプラインを使用できます。 ただし、AS2EdiReceive を使用する場合は、[一方向アグリーメント] タブの [確認] ページで [受信 MDN を MessageBox にルーティング/配信オプションの処理] プロパティを設定して、MDN を MessageBox にルーティングすることはできません。そうしようとすると、MSN が EDI デコーダーに渡され、MDN を処理できないため、EDI エラーが発生します。 MDN がメッセージ ボックスに送信されないと、AS2 デコーダーは MDN を利用 (消費) するため、MDN は EDI デコーダーに渡されません。

次の構成を使用して受信ポートを作成します。

場所 プロパティ 設定
受信ポートのプロパティ: 全般 ポートの種類 一方向
受信場所のプロパティ: 全般 トランスポートの種類 HTTP

メモ HTTP アダプターのみを使用して、EDIINT/AS2 でエンコードされたメッセージである MDN を転送できます。 このトランスポートは、HTTP アダプタ以外のアダプタでは使用できません。
受信場所のプロパティ: 全般 [受信ハンドラー] BizTalkServerIsolatedHost
受信場所のプロパティ: 全般 受信パイプライン。 AS2Receive または AS2EdiReceive
HTTP トランスポートのプロパティ 仮想ディレクトリと ISAPI 拡張 /<name of virtual directory>/BTSHTTPReceive.dll

参照

AS2 ソリューションのポートの構成