次の方法で共有


統合 BizTalk アダプターの構成プロパティ

BizTalk エクスプローラー オブジェクト モデルは、名前と値のペアの XML 文字列の形式でアダプター構成プロパティ バッグを含む IReceiveLocation.CustomData プロパティと ISendPort.CustomData プロパティを公開します。 この名前と値のペアの XML 文字列は、バインド ファイルの <TransportTypeData> 要素内<の CustomProps> 要素に格納されます。 CustomProps> 要素の<情報のほとんどは、BizTalk Server ユーザー インターフェイス (BizTalk 管理コンソールや BizTalk エクスプローラーなど) でアダプターに設定できる情報に対応しています。 これらの値がバインド ファイルに指定されている場合、値はバインド ファイルのインポート時に、指定された受信場所と送信ポート用のアダプター構成に適用されます。 すべてのアダプターの構成情報は、シングル サインオン データベースに格納されます。

このセクションでは、各統合 BizTalk アダプターに設定できる構成プロパティについて説明します。

Note

バインド ファイルの TransportTypeData> 要素に<格納されているパスワード情報は、機密データがクリア テキストで保存されないようにマスクされます。 トランスポートに応じて、パスワード情報は NULL またはアスタリスクに置き換えられます。 ターゲットの BizTalk Server 構成にバインド ファイルをインポートする前に、バインド ファイルにこの情報を手動で入力してアダプター構成を更新する必要があります。

アダプター フレームワークを使用して構築されたアダプターの構成データは、AdapterConfig> 要素に<格納されます。 AdapterConfig> 要素は<VT_BSTR (vt="8") データ型を指定するため、< >この要素に含まれる文字はエスケープする必要があります。バインド ファイルをインポートしようとするとエラーが発生します。 これにより、構成データのテキストは、これらの文字をエスケープしない場合に比べて人間が判読しにくいものになります。 次の例では、POP3 アダプターにバインドされた送信ポート用のサンプル構成データからこれらの文字をエスケープする効果を説明しています。

AdapterConfig> 要素で<使用される文字を<>エスケープしない TransportTypeData 構成データ

AdapterConfig> 要素がVT_BSTR (vt="8") データ型を指定し、<>AdapterConfig> 要素に含まれる文字がエスケープされないため、<この構成データは無効<です。

<TransportTypeData>  
<CustomProps>  
<AdapterConfig vt="8">  
<Config xmlns:xsi=http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">  
<mailServer>test.microsoft.com</mailServer>  
<serverPort>0</serverPort>  
<userName>testuser</userName>  
<password>******</password>  
<authenticationScheme>Basic</authenticationScheme>  
<sslRequired>false</sslRequired>  
<applyMIME>true</applyMIME>  
<bodyPartContentType>text/xml</bodyPartContentType>  
<bodyPartIndex>1</bodyPartIndex>  
<errorThreshold>10</errorThreshold>  
<pollingInterval>5</pollingInterval>  
<pollingUnitOfMeasure>Minutes</pollingUnitOfMeasure>   
<uri>POP3://test.microsoft.com#testuser</uri>  
</Config>  
</AdapterConfig>  
</CustomProps>  
</TransportTypeData>  

AdapterConfig> 要素で<使用される文字を<>エスケープする TransportTypeData 構成データ

AdapterConfig 要素は<VT_BSTR (vt="8") データ型を指定するため、><次に示すように、文字は AdapterConfig> 要素から<エスケープする必要>があります。

<TransportTypeData>  
<CustomProps>  
<AdapterConfig vt="8">  
<Config xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"  
xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"><mailServer>test  
microsoft.com</mailServer><serverPort>0</serverPort>&  
lt;userName>testuser</userName><password>******</pass  
word><authenticationScheme>Basic</authenticationScheme>&  
lt;sslRequired>false</sslRequired><applyMIME>true</ap  
plyMIME><bodyPartContentType>text/xml</bodyPartContentType&  
gt;<bodyPartIndex>1</bodyPartIndex><errorThreshold>10  
</errorThreshold><pollingInterval>5</pollingInterval>  
<pollingUnitOfMeasure>Minutes</pollingUnitOfMeasure><uri  
>POP3://test.microsoft.com#testuser</uri></Config>  
</AdapterConfig>  
</CustomProps>  
</TransportTypeData>  

アダプター フレームワークで作成された統合アダプターには、以下のものがあります。

  • FTP アダプタ

  • MQSeries アダプタ

  • MSMQ アダプター

  • POP3 アダプタ

  • Windows Sharepoint Services アダプター

    各統合アダプター用の TransportTypeData 構成データとして使用するサンプル文字列を確認するには、このセクションでアダプターに関連付けられた構成プロパティのトピックを参照してください。

このセクションの内容

構成プロパティの変数の型

ファイル アダプター構成プロパティ

FTP アダプター構成プロパティ

HTTP アダプター構成プロパティ

MQSeries アダプター構成プロパティ

MSMQ アダプター構成プロパティ

POP3 アダプター構成プロパティ

SMTP アダプター構成プロパティ

SOAP アダプター構成プロパティ

Windows SharePoint Services アダプターの構成プロパティ