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マップのコンパイル

マップを検証すると、BizTalk マッパーのコンパイラ コンポーネントが XSLT (Extensible Stylesheet Language Transformations) スタイルシートを生成します。 これにより、送信元スキーマによって定義されるインスタンス メッセージを送信先スキーマによって定義されるインスタンス メッセージに変換するコンパイル済みのマップが作成されます。 マップをコンパイルすると、構造上のルールが検証され、グリッド ページで指定されている変換が実行されます。

リンクなどの変換は、送信先スキーマのレコードとフィールドの表示順に処理されます。 たとえば、BizTalk マッパーがリンクを持つ宛先 の Record ノードまたは Field ノードに到達すると、BizTalk マッパーはリンクのプロパティをコンパイルします。 アクションは、送信元スキーマのレコードまたはフィールドからの単純なコピー値になります。また、Functoid および複数のレコードとフィールドを使用した、さまざまな計算になる場合もあります。

BizTalk マッパーは、コンパイラが正しくない出力を生成する可能性がある状況が発生したときに、[ 出力 ] ウィンドウと [タスク一覧 ] ウィンドウに警告を生成します。 たとえば、Functoid に 1 つの入力パラメーターが必要で、入力パラメーターがない場合、BizTalk マッパーは [出力 ] ウィンドウに警告を生成します。 一般的に、警告が生成された場合は、実稼働環境でそのマップを使用しないでください。

マップが正しくコンパイルされると、生成された XSLT スタイル シートへのリンクも [出力 ] ウィンドウに表示されます。

BizTalk Server は、コンパイル済みのマップを使用して、入力インスタンス メッセージを出力インスタンス メッセージに変換します。

参照

マップのテスト
データ変換の構成
ノード階層レベルの照合