次の方法で共有


OrderBroker と OrderManager 間の通信

注文ブローカーと注文マネージャー オーケストレーション (OrderBrokerOrderManager) は、直接パートナーバインドではなく、MessageBox データベースを介して通信します。 これにより、ブローカとマネージャは疎結合して、必要に応じて個別の BizTalk グループおよび地理的に分散した場所に存在できます。 このようにオーケストレーションを分割するときに必要なのは、管理の構成だけです。コードの変更は必要ありません。

現在構成されているソリューションでは、注文ブローカは、特定の注文マネージャのメッセージをマークし、それらのメッセージをメッセージ ボックス データベースに送信します。 次に、注文マネージャは、対象のメッセージのフィルタ処理を行い、メッセージ ボックス データベースからそれらのメッセージを取得します。 間接的なこの方法 (直接バインドではなくメッセージ ボックス データベースを通じた通信) により、ブローカとマネージャを個別のグループに簡単に移動できます。

ブローカとマネージャを保存するさまざまなグループが存在する場合または地理的に分散した場所にブローカとマネージャを格納する場合も、この設計によって、簡単に対応できます。 必要な作業は、オーケストレーションを異なる BizTalk グループに移動するだけです。 オーケストレーションを個別のグループに格納した後にポートを作成するには、オーケストレーションの再接続だけが必要です。 注文ブローカ グループで、注文マネージャと同じフィルタを使用している (メッセージを新しいグループに転送する) 送信ポートを作成する必要があります。 注文マネージャ グループで、メッセージを受信してメッセージ ボックス データベースにメッセージを配置する受信ポートを作成する必要があります。

アプリケーションをエクスポートして MSI ファイル (ブローカとマネージャに 1 つずつ) を作成することにより、アプリケーションを移動できます。 アプリケーションのエクスポートの詳細については、「 BizTalk アプリケーションをエクスポートする方法」を参照してください。

参照

ビジネス プロセス管理ソリューションの実装の重要なポイント