AddResource コマンド: ポリシー
BizTalk アプリケーションにポリシーを追加するには、 AddResource コマンドを使用し、Type パラメーターに System.BizTalk:Rules を指定します。 このコマンドを実行すると、該当するポリシーが BizTalk 管理データベースに追加されます。 ポリシーは、BizTalk Server 管理コンソール (追加先アプリケーションのポリシー フォルダー) にも表示されます。 さらに、 ListApp コマンドを使用すると、ポリシーが一覧表示されます。
このコマンドが正常に機能するためには、ルール エンジン データベースにポリシーが存在していることが必要です。 ルール エンジン データベースにポリシーをインポートする手順については、「ポリシー をインポートする方法」を参照してください。 AddResource コマンドを使ってポリシーを追加した場合、ポリシーで使用されているボキャブラリもすべて自動的に追加されます。
使用
BTSTask AddResource [/ApplicationName:value] /Type:System.BizTalk:Rules [/Overwrite] /Name:value/Version:value [/Server:value] [/Database:value]
パラメーター
パラメーター | 必須 | 値 |
---|---|---|
/ApplicationName (または /A、解説を参照) | いいえ | ポリシーを追加する BizTalk アプリケーションの名前。 名前にスペースが含まれている場合は、二重引用符 (") で囲む必要があります。 アプリケーション名が指定されなかった場合、グループの既定の BizTalk アプリケーションが使用されます。 |
/Type (または /T、解説を参照) | はい | System.BizTalk:Rules (この値では大文字と小文字は区別されません)。 |
/Overwrite (または /O、解説を参照) | いいえ | 既存のポリシーを更新するためのオプション。 指定しなかった場合、追加するポリシーと同じ名前のポリシーが既にアプリケーションに存在した場合、AddResource 操作は失敗します。 |
/Name (または /N、解説を参照) | はい | ポリシーの名前。 |
/Version (または /V、解説を参照) | はい | ポリシーのバージョン番号 (ピリオド区切りの数値形式)。 例: 1.0 |
/Server (または /S、解説を参照) | いいえ | BizTalk 管理データベースをホストする SQL Server インスタンスの名前。ServerName\InstanceName,Port の形式で指定します。 インスタンス名の指定は、そのインスタンス名がサーバー名と異なる場合にのみ必要です。 ポートの指定は、SQL Server で使用するポート番号が既定値 (1433) と異なる場合にのみ必要です。 例 : Server=MyServer Server=MyServer\MySQLServer,1533 指定しなかった場合、ローカル コンピューターで実行されている SQL Server インスタンスの名前が使用されます。 |
/Database (または /D、解説を参照) | いいえ | BizTalk 管理データベースの名前。 指定しない場合は、SQL Serverのローカル インスタンスで実行されている BizTalk 管理データベースが使用されます。 |
サンプル
BTSTask AddResource /ApplicationName:MyApplication /Type: System.BizTalk:Rules /Overwrite /Name:MyPolicy /Version:1.0 /Server:MyDatabaseServer /Database:BizTalkMgmtDb
注釈
MyPolicy が展開されている場合は、上記のコマンドから次のメッセージが返されます。
エラー: リソースを追加できませんでした。
1 リソースの検証に失敗しました。
ルール ポリシー "MyPolicy" のバージョン 1.0 は既に実稼働状態にあるため、上書きできません。
パラメーターの大文字と小文字は区別されません。 パラメーター名は、すべて入力する必要はありません。最初の数文字 (一意に特定できるだけの文字数) を入力するだけで構いません。