プロジェクト項目の追加
BizTalk プロジェクト システムのコンテキストでは、プロジェクト項目は構成済みの項目のことであり、マップやスキーマなどがあります。 BizTalk アプリケーションには、1 つ以上のオーケストレーション、スキーマ、マップ、およびパイプラインを含めることができます。
Note
項目をプロジェクトに追加する場合は、名前にピリオド (.) を使用しないでください。ピリオドは .NET 名前空間の区切り記号であるためです。 項目名にピリオドを使用すると、項目の型名にピリオドの代わりにアンダースコア (_) が含まれます。
Note
スキーマ、マップ、またはパイプラインをフォルダーに追加すると、 完全修飾名 プロパティが自動的に生成され、名前空間と型が含まれます。
オーケストレーション
オーケストレーションとは、XLANG/s 言語で表現されたビジネス プロセスを表すものです。 XLANG/s は、Microsoft Visual C# や Microsoft Visual Basic .NET などの既存の手続き型言語を補完するために使用できます。
オーケストレーション デザイナーを使用すると、BizTalk に含めるオーケストレーションを作成できます。 オーケストレーション デザイナーで作成したすべてのオーケストレーションには、.odx ファイル拡張子が付きます。
スキーマ
スキーマとは、ドキュメントまたはメッセージの構造の定義です。 スキーマは構造内のレコードとフィールドに関連しているため、スキーマにはプロパティの情報が含まれています。 必要に応じて、スキーマに複数のサブスキーマを含めることができます。
BizTalk エディターを使用して、スキーマをインポート、編集、または作成できます。 作成したスキーマを使用して、BizTalk マッパーでマップを生成できます。 BizTalk エディターで保存したすべてのスキーマには、.xsd ファイル拡張子が付きます。
スキーマと BizTalk エディターの詳細については、「BizTalk エディター を使用したスキーマの作成」を参照してください。
Maps
マップとは、あるスキーマと別のスキーマのレコードおよびフィールドの対応関係を定義した XML ファイルです。 業界標準、非業界標準 (内部標準や従来の問題など)、または既存のファイルに基づいてマップを作成します。 受信または送信するデータを 1 つの形式から別の形式に変換する場合に、マップを作成します。 BizTalk マッパーを使用して、BizTalk プロジェクトに含めるマップを生成できます。 BizTalk マッパーで保存したすべてのマップには、.btm ファイル拡張子が付きます。 BizTalk マッパーの詳細については、「BizTalk マッパー を使用したマップの作成」を参照してください。
Pipelines
パイプライン デザイナーを使用して、受信および送信パイプラインを作成できます。 パイプラインは、BizTalk Serverによって送受信されるメッセージを処理するための 1 つ以上のステージを定義してリンクするソフトウェア インフラストラクチャです。 パイプラインには、複数のステージが特定の順序で実装され、エンコードやデコード、アセンブルや逆アセンブル、暗号化や復号化などの機能が取り込まれます。
BizTalk プロジェクトに含まれる既定のパイプライン参照は、XML ドキュメントのみを処理できます。 フラット ファイル、EDI ドキュメント、またはその他の種類のファイルを処理する場合、必要に応じて新しいパイプラインを作成してください。 パイプライン デザイナーで作成されたすべてのパイプラインには、.btp 拡張子が付きます。 パイプラインとパイプライン Designerの詳細については、「パイプライン Designerを使用したパイプラインの作成」を参照してください。
BizTalk プロジェクトの有効なファイル
BizTalk プロジェクトで作業する場合、HTML ファイル、XML ファイル、受信パイプライン ファイル、スキーマ ファイルなど、多数の異なるファイルを含めることができます。 BizTalk Serverでは、Visual Studio ビルド システムでサポートされている任意のオブジェクトをアセンブリに含めることができます。